劇場公開日 1989年5月20日

「ジャャック役のハリソン・フォードがとても若くてダンディ。しかもナイスガイなんですね。」ワーキング・ガール 流山の小地蔵さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ジャャック役のハリソン・フォードがとても若くてダンディ。しかもナイスガイなんですね。

2010年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 基本は、ラブ・コメであるけれど、ビジネス・ウーマンのサクセスストーリーでもある本作は、男に負けるものかと頑張っているアラサーの女性戦士を多いに励ます内容になっています。テスの度肝を抜く作戦は、ハラハラドキドキもの。
 何と言っても、自分の企画を盗んだ上司のキャサリンに復讐も兼ねて、仕事も名声もそして恋までも、まとめて巻き上げてしまうプロセスが予想外の展開なんですね。それもキャサリンが怪我で休んでしまったことをこれ幸いに、本人に成りすまして契約を進めてしまう大胆さ。さらにキャサリンのパソコンから、勝手に人脈情報を拾い出し、その中から敏腕投資顧問のジャックに目をつけ、彼の主催するパーティまで押しかける始末だったのです。
 仕事を通して二人は親密に。とうとうジャックは、恋人との婚約を取り消すと言い出すが、その恋人こそキャサリンだったという次第。退院して、業務に復帰したキャサリンとテスの対決シーンが見物でなんです。

 テスだけが一方的に被害者でなく、狡賢いところや野心が強すぎて、職場の人間関係が上手くないのに、それを女性差別のせいにするなど、生身の女性として描かれているところに好感が持てました。

 また本作は、セクシーショットの多い作品です。テスやキャサリンは、セクシーランジェリーで男を挑発するし、二人が絡む男性陣も、別な女性と濃厚なラブシーンを披露しています。だからカップルというよりも、女独りで、こっそりフムフムと見るのが正解でしょう。

 メラニー・グリフィスのセクシーさだけでは、ありません。注目なのがジャック役がハリソン・フォードなんです。しかも、とっても若くてダンディ。しかもナイスガイなんですね。 だからジャックを見ていると、私もこんなオトコに口説かれたい!と思うでしょう。

 今見ても、古さを感じさせない作品です。ちょっとレンタルされることをお勧めします。

流山の小地蔵