ロミオとジュリエット(1968)のレビュー・感想・評価
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オリビア・ハッセーを偲んで
監督は『チャンプ』のフランコ・ゼフィレッリ
脚本も
イギリスとイタリアの合作映画
舞台はイタリアだがセリフは英語
オリビア・ハッセーの声を聴きたいのでオリジナル字幕版で鑑賞
あまりにも有名な戯曲でどんな内容か大抵の人は知っているはず
だが自分はほぼ半世紀も生きておきながらお芝居としてしっかりと観たのは今回が初めて
困難が若い男女の愛を高めあい悲劇を生んだ古典
当時教皇派と皇帝派が対立していた実話がベースになっている
オリビアもレナードも若い
それもそのはずキャラの設定に合わせて14歳と16歳
あどけないオリビアの顔に似合わない豊満なオッパイ
バルコニーとその下でロミオと再会するジュリエットを演じるオリビアの胸元はなにもそこまで出さなくても言いたくなるほど胸の谷間が出過ぎでそれははち切れんばかり
下品を売りにする女芸人や叶姉妹なら許されるが14歳のオリビアはちょっと・・・
2022年に裁判沙汰にもなった2人のヌードシーンはしっかりカットされずにそのまま動画配信
レナードははっきりとお尻丸出しでその描写はこれでもかとばかりに長いがオリビアの大きなオッパイお披露目は幸か不幸かほんの一瞬で瞬きのタイミングが悪いと見逃してしまう
しかしヌードになったからその後に役に恵まれなかったというのは言いがかりであり逆恨みといえる
テレビドラマだって俳優として恥じるような仕事ではない
2人はなんらかの組織に利用され唆されたとしか思えない
この時代から海外ではインティマシーコーディネーター的なフェミ的パヨク的活動家運動が盛んになり始めた気がする
全否定はしないが彼女らの活動や熱すぎる主義主張に全面的に賛同する気には到底なれない
右だろうと左だろうと徒党を組んで大騒ぎするような連中は団体行動が苦手な自分としては吐き気がするほど気持ち悪い
女性俳優がヌードになることに対してとてもネガティブな書き込みをするネット民を見かけるが思い込みが激しく事実誤認もいいところ
知乃という舞台俳優が存在するがああいう輩は嫌いだ
ただ興行成功のためとはいえ16歳男子はともかく14歳女子のヌードは流石に不味かった気もする
2018年のインタビューでヌードシーンについて監督やプロデューサー側を擁護する発言をしていたオリビアだったがそりゃ自分の代表作であり出世作を否定したくはないだろう
レナードとオリビアはこの作品でイギリスの映画賞新人賞を獲得している
必ずしもこの作品にヌードは必要だと思わないがキスシーンは絶対に必要
それが角度による嘘っこでは2人の情熱が表現しきれないし興醒めだ
乳母役のパット・ヘイウッドが良い味を出していた
配役
モンタギュー家のロミオにレナード・ホワイティング
キャピュレット家のジュリエットにオリビア・ハッセー
フランシスコ会の修道僧のロレンスにミロ・オーシャ
ジュリエットの乳母にパット・ヘイウッド
ロミオの父親のモンタギューにアントニオ・ピエルフェデリチ
ロミオの母親のモンタギュー夫人にエスメラルダ・ルスポーリ
ジュリエットの父親のキャピュレットにポール・ハードウィック
ジュリエットの母親のキャピュレット夫人にナターシャ・パリー
モンタギュー家とキャピュレット家の度重なるいざこざに辟易しているベローナの領主のエスカラスにロバート・スティーヴンス
エスカラスの親戚でロミオの友人のマキューシオにジョン・マケナリー
エスカラスの親戚でキャピュレットが決めたジュリエットの許婚のパリスにロベルト・ビサッコ
ロミオの従兄弟のベンヴォーリオにブルース・ロビンソン
追放されたロミオの指示でベローナの様子を見に行った従者のバルタザーにキース・スキナー
キャピレット夫人の甥のティボルトにマイケル・ヨーク
ナレーションにローレンス・オリビエ
0020 なんで布施明をオッケーしたんや!?
1968年公開
ニーノ・ロータの甘美なメロディーに乗せ
オリビアハッセーが窓から顔を出す。
これには参りました。当時15歳可憐と巨✕。
そら惚れますわ。
長セリフもこなし流石に選ばれただけはある。
テレビ放送は確か水島裕がロミオの吹替だったと記憶するが
1982年?ってそんなに遅かった?
後年ハッセーとレナードホワイティングはベッドシーンで
全くの裸身で演技することを強要されたと訴訟に至る。
当時監督、プロデューサーにあかんかったら映画ボツに
なるけど弁償できるん?て脅されたらYESしかないわな。
今見れる画像ではモロに映っているオリビアハッセー。
映画では布団にくるまってるのでわからんが
やはり本人は嫌やったでしょうね。しかも15歳やし。
80点
この映画は、レナードホワイティングとオリビア・ハッセー 美男 美女...
オリビアの可憐さとニーノロータの名曲
独特のセリフがシェークスピア♫
500年と50年の重みはすごい!
他のドラマや漫画などの劇中劇でたくさん登場してたので、大まかなあらすじは知っていたものの、本作自体を観るのは全くの初めてでした。
好きな漫画の劇中劇で取り上げられてたので、これが本物かー!と大興奮!原作が500年も続いていることも、50年前のアンティーク映画としても納得の内容でした。
ロミオとジュリエットのセリフはロマンチック過ぎてうっとり…というよりは、ふたりの愛の熱量に驚きました。漫画の劇中劇でセリフを知っていたので、本当に言ってる!という感動が大きかったです。
なんと言ってもこの映画の最大の魅力はジュリエット!
容姿ももちろん、雷に打たれたような初恋に夢中でかわいいです。
それに対してロミオはやや魅力に欠けるかなのが残念。登場する若い男たちが獣のように野蛮で戦うのを好む中、穏やかで名家の跡取りなのに威張る様子は全く感じられないのは素敵。でも、リーダーシップやさわやかさに欠けるので、魅力的な男性像とは少し違うなと思いました。
結末を知っていても、どうか幸せになって欲しい…と祈りながら観てました。
ストーリーはシンプルで分かりやすく、魅せるシーンは驚くほど濃厚であるにも関わらず、対照的に残酷な結末だからこそ、人の心に残るんだろなと思いました。
私の長年のロミジュリってどんなストーリーなんだろう?を裏切らない内容で満足でした。
レオ様バージョンしか見たことなかったので観てみた。こちらも負けず劣...
オリヴィア・ハッセーの魅力
現下の映画館に行けない中では、専らホームリビングシアターで名作・旧作を観賞しています。その中の一本が本作です。
言わずと知れた、イギリスの国民的文豪:ウィリアム・シェイクスピアによる恋愛悲劇が原作であり、これまで世界中で数多く映画化・TVドラマ化・舞台化され、更に時代・舞台を変えたオマージュ作品も多く作られてきた、広く人口に膾炙した戯曲の、フランコ・ゼッフィレッリ監督による、恐らく最も名高い映画化作品が本作です。
典型的なボーイ・ミーツ・ガールストーリーである本作は、実は二人の出逢いから熱愛、結婚、そして悲劇的結末まで僅か4日間の物語です。
元来が濃密な物語ゆえに、映画も澱みなくテンポ良く一気呵成にストーリー展開が進み、更に14世紀イタリアの街の外観・空気感を華麗に再現した映像技術が、本作の完成度を一層高めます。ただ、やはり観客を惹きつけた最大の成功要因は、新鮮で溌剌とした、しかし品のある主役二人の魅力です。
中でも当時16歳のオリヴィア・ハッセーの、可憐でいて妖艶、清純にして魅惑的、あどけない少女の中に垣間見える既に成熟した大人の女の情念は、今観ても色褪せず、思わず心ときめいてしまいます。
劇中で交わされ、名言ともいわれる、「Good night, good night. Parting is such sweet sorrow that I shall say good night till it be morrow.」。
何だか、こちらまで気恥ずかしくなります。
「男は恋して強くなり、女は恋して弱くなる」
「男は愛して弱くなり、女は愛して強くなる」
たった4日間の恋愛ドラマの中で、ロミオとジュリエットの心の動きと変貌が、二人の演技に如実に見て取れます。
中世を舞台にした歴史劇では、その歴史背景には普通は中々馴染めず、違和感を消すには時間を要しますが、美術・装飾・衣装の各スタッフの技術水準は高く、観客を自然にこの制約の多い不自由な時代の中に没入させ、のみならず二人への感情移入に巧妙に導いてくれます。
またニーノ・ロータによる主題曲「A Time For Us」の、リリカルでクラシカルな曲調とセンシティブでメランコリーな響きも、観衆をいつの間にか二人の稠密な恋愛空間に誘っていきます。
多分、映画史に永遠に残る名曲でしょう。
古典を踏まえ映画の特長に拘ったゼフィレッリ監督のシェークスピア劇
レナート・カステラーニ監督のイタリア映画は、古典的な演出の骨格の確りした作品だった。フランコ・ゼフィレッリ監督は、形式に固執しない、より現代的で自由な演出でシェークスピア劇を創造する。原作の設定年齢に合わせた十代の若い俳優を登用して、その若さを映像に刻む。その要求に応えた、撮影当時16歳のオリビア・ハッセーと17歳のレナード・ホワイティングの好演が、この映画最大の魅力である。特にジュリエットのイメージを可憐に瑞々しく演じたハッセーが素晴らしい。舞台やバレエではある程度の名優が演じる時代に、新人の若い男女をキャスティングしたゼフィレッリ監督の意図が明確にわかる場面がある。有名なバルコニーの場面で、オリビアとレナートは何度も何度も唇を重ねる。これを大の大人が演じたらどうだろう。若気の至りの迸る感情に素直な男女の表現がここにある。シェークスピアが「ハムレット」で純粋な人間の悲劇を描いたとすれば、「ロミオとジュリエット」は若さゆえの未熟さの悲劇を描いたのではないだろうか。青春映画の形式に拘ったことで、よりシェークスピアの意図した本質に迫るゼフィレッリの名作といっていい。冒頭の中庭を挿んで突如美しい顔をズームアップするジュリエットの見せ方。仮面舞踏会のふたりが歩み寄り一目惚れする瞬間のオリビア・ハッセーの無垢な美しさ。ニーノ・ロータ作曲の哀愁のメロディーが初めての口づけに高鳴り、驚き微笑むハッセーの表情の演出と演技。
1960年にロンドンで「ロミオとジュリエット」を舞台演出し名声を得たゼフィレッリが、映画の特質と特長を生かした見事なシェークスピア劇。オリビア・ハッセーのジュリエットとニーノ・ロータの音楽が永遠の魅力を放つ。
[追加修正します。初鑑賞時(1976年3月20日)の思い込みで主演ふたりの年齢を間違って14歳と16歳に低く断定してしまいました。オリヴィア・ハッセーは1951年生まれですから撮影時は16歳頃で、前年生まれのレナード・ホワイティングが17歳でした。お詫びし、訂正させて頂きます]2023/5/4
どんだけあんねん「ロミオとジュリエット」、さすがは世界的戯曲。映画...
浄化
オリビアが可愛い
恋愛映画の原点。
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