「悪くはないが食い足りない」ロッキー3 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
悪くはないが食い足りない
1982年アメリカ映画。99分。先日の内藤VS亀田戦を見て、本シリーズのレビューを書きたくなりました(それにしても亀田は精密機械のように強かった)。人気シリーズ第三弾でございます。
内容は書く必要がないほどにとてもシンプルです。ロッキーが負けて、再戦して勝つというだけです。
それでも、「ハングリー精神」をブレンドさせて、それなりにドラマを盛り上げ、さらにビジュアル的にも前2作に比べてけっこう研ぎ澄まされているあたりは結構楽しめます。スタローンという人は、世のイメージとは異なり多彩な人だと思います。
ただ残念なのは、前作までのおやじギャグを炸裂させ、観てて心地よくなるまでに倦怠感を漂わせていたロッキーの姿が、本作では微塵もなく消されていたこと。肉体もかなりシェイプアップされ、スタローンの表情はまるで別人です。それはそれですごいのですが、やはりロッキーは小太りのずんぐり姿でつまらないギャグを言わないと不満。
まあ、それでもこの時期のスタローンは本当にオーラがあるとは思いました。
肉体を引き締めたい人はどうぞ。
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