「子どもの時によく見た夢」ロスト・チルドレン talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
子どもの時によく見た夢
見世物小屋の世界、同じ顔&同じ顔(ピノンの顔はどんなに沢山あっても嬉しい)。ダイアン・アーバスの写真集「フリークス」から抜け出てきたみたいな登場人物勢揃い。ミエットはかっこよく美しくもあり、大人か子どもかわからない。脳みそが液体に浸かっている実験室。子どもの時によく見たような悪夢の中に思いきり入った。
笑える人物達、湿気の多い美しく妖しい美術、耳から離れない音楽、近未来のようでもあり、エレファントマンの産業革命の社会のようでもあり。リンチ監督の世界に触れたようで切なくなった。
大人子ども男女問わず「げっぷ」をするシーンが欧米映画・ドラマに多いことを発見した(TVドラマ「ハンニバル」にもあった!)。
英語でもイタリア語でもドイツ語でもなく、フランス語であることがなんだかよかった。
コメントする