ロープのレビュー・感想・評価
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裏窓に繋がっていく習作と言うべき作品だ
ジェームス・スチュワードは主演ではなく、どちらかといえば助演に過ぎない
重要な役ではあるが主演はやはり主犯役の若い俳優になる
犯人の若い男二人の関係性はホモセクシャルな微かな香りを漂わせている
ヒッチコックはそこまで考えて撮影している
よってヒロインは登場してもリリーフ程度で、単なる付け合わせ
ブロンドでもなくブルネットですぐに退場する
ワンシーンをワンカットで撮影して映画にする
最近、邦画「カメラを止めるな!」が同じ手法で37分ワンカットで撮ったことで話題になっていたが、もちろん本作がその手法の元ネタになる
本作は全編80分がワンカットだ
実験的要素が強く映画としてはどうか
それが映画として面白く成功しているかというと疑問だ
裏窓に繋がっていく習作と言うべき作品だ
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ヒッチコック作品好き
個人的にこの年代とヒッチコック作品好きなので、
相変わらず面白いと感じた。
元来、サスペンスや人が死ぬ作品などあまり好まないのですが、ヒッチコック作品だけはなぜか興味深く見れてしまう。
不思議な魅力の持ち主である。
素晴らしい試み
ワン・シーンをワン・カットで撮影しているので演劇を見ているかのような感覚になります。
一つの部屋で起こる頭脳戦は、現在の映画にも負けないくらいスリリングです。「犯罪とは芸術だ」という台詞に重みを感じました。
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