「ヒッチコックの野心メラメラ」ロープ Yukさんの映画レビュー(感想・評価)
ヒッチコックの野心メラメラ
言わずと知れたヒッチコックの名作。
ワンカット風撮影で、舞台劇を観ているよう。
構図、立ち位置、役者の表情や手元にカメラが寄るタイミングなど、事前に計算し、打ち合わせし尽くされた上で撮られたのがよく分かる。今でこそ驚きはないが、こういう映画を40年代(!)の環境で撮っていた野心とこだわりが、ヒッチコックが評価された所以なのだろう。
脚本は軽い短編風で、感心するほどの内容ではないが、ジェームズ・スチュワートの最後の演説はなかなか良い。1940年代でも2020年代でも通じるお説教のように聴こえたのは気のせいか。
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