「奇跡の現実」レナードの朝 かんだいさんの映画レビュー(感想・評価)
奇跡の現実
この映画を観ずにして人生を終えるのは非常にもったいない。
それは本作が、感動できる!泣ける!などといったシンプルな理由ではなく、「人生」という曖昧な概念が見事に凝縮されているから。
植物状態という檻から抜け出した患者達の姿は、自由を与えられた僕らの本来の姿であって、
そこには薄汚れた欲も一般常識という線路も無い、ただただ純粋で自分の意志に忠実な姿が描かれ、実際に存在していた。
彼らのように純粋になるべきだ!とは言わないが、もっと 自分の身の回りに感謝すべき事があることに気づくべきだと感じた。
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