「必見!ドロン、ブロンソン、三船敏郎、世界三大スター世紀の競演!田中浩も出てた!ガンマンと日本の侍、束の間の男の友情が泣かせるぜ」レッド・サン ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
必見!ドロン、ブロンソン、三船敏郎、世界三大スター世紀の競演!田中浩も出てた!ガンマンと日本の侍、束の間の男の友情が泣かせるぜ
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お正月らしい「レッド・サン」です!
アラン・ドロン、チャールズ・ブロンソン、三船敏郎、世界の三大スター世紀の競演!
中村哲は兎も角、田中浩も出てた!すごい!
でも、クレジット順では、初代ボンド・ガール、ウルスラ・アンドレスの次だった!なんてこった!
「007」のテレンス・ヤング監督、「アラビアのロレンス」「ドクトル・ジバゴ」のモーリス・ジャール(「クライシス2050」「落陽」もだけど…)が音楽、と一級品。
ドロンは非情な殺し屋風の悪党ガンマンで仲間を裏切る。
ブロンソンは復讐と強奪金ダッシュのため、三船は奪われた刀を取り戻すためにバディを組んで、ドロンを追う。
この道中で、バディムービーならではの、衝突、そしてほのかな友情が芽生える。
三船は一流の武士で英語も堪能、武術でブロンソンを投げ飛ばす。
ブロンソンはもっぱら受けにまわって、三船、ドロンを立ててます。
中でも、三船敏郎は、クライマックスで一気にさらってしまうイイ役でした。
ブロンソンも、力の抜け具合がいい感じで、ユーモラスで人情味のある演技を披露。
しかし、ドロンは今一つ。
表層的なイケメン裏切りガンマンで、良く引き受けたなあと個人的には思いました。
内容面では、1971年の外国映画で、正確な日本描写、日本語、武士の所作、武士道を描いていたのは凄い!
ちゃんと武士・日本をリスペクトしていて偉い。
この頃、1967年「007は二度死ぬ」はまだいい方ですが、1975年「ピンクパンサー2」カトーみたいな日本と中国をごっちゃにしていたような時代に、日本をきちんと描いてくれて素晴らしい。
ガンマンと日本の侍の束の間の男の友情が泣かせるぜ!
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