レジェンド・オブ・フォール 果てしなき想いのレビュー・感想・評価
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落ちつくところ
1900年代初頭、
アメリカ🇺🇸に住む
アルフレッド、トリスタン、サミュエルの
三人兄弟にまつわる話。
1914年に始まった第一次世界大戦で、
イギリス🇬🇧軍に加わり三人揃って従軍。
サミュエルを守るとスザンヌに誓った
トリスタンだったが、少し目を離した隙に
危ない場所に行き敵に見つかり逃げようと
するが、鉄条網に引っかかり、撃ち殺された。
身体は無理で心臓を取り出し、
足を負傷し帰還するアルフレッドに託す。
悲しみが癒えぬ中ようやくトリスタンが
帰って来た。
喜び愛し合うトリスタンとスザンヌ。
その事実を知りスザンヌに愛を告白していた
アルフレッドは家を出て行く。
スザンヌと幸せな日々を送っているかに見えた
トリスタンだが、
鉄条網に引っかかる子牛を見て
サミュエルを思い出しスザンヌと一緒にいる
自分に自責の念を感じ、
あてもなく出て行き南洋の島国で暮らす。
スザンヌとは書簡のやりとりをしていたが、
最後に別の男と結婚しろ、という手紙を
送って来て、
絶望するスザンヌ。
アルフレッドは商売で成功し、
町の有力者とも付き合うようになり、
議員選挙に出ると実家を訪れたが、
父の激昂を買ってしまう。
しばらくしてトリスタンを諦めたスザンヌと結婚する。
やっと帰って来たトリスタン、
スザンヌの結婚を聞いて呆然とするが、
会いに行き幸せそうな様子を見て安心する。
美しく成長したイザベル2と再会し愛し合い、
ゴールイン。息子2人に恵まれ上の子には、
サミュエルと名付けた。
幸せいっぱい、家族一同で
アルフレッド&スザンヌ夫妻と遭遇するも
幸せモード撒き散らし💕⭐️💕⭐️💕
帰途、警察に待ち伏せされ、警官が脅かしに
発砲した弾が跳ね返りイザベル2にあたり
絶命させてしまう。
逆上したトリスタンは警官に暴行。
禁酒法の時代に闇取り引きしたとの言いがかり
通報で捕まえようとしたようだ。
翌日アルフレッドが来て、
イザベル2の件は事故と処理されたこと、
トリスタンは禁固30日に準じないと
罪が重くなると。
だいぶいろいろいい加減な法律?と警察組織。
牢屋にいるトリスタンにスザンヌの面会。
感情の揺れからか本心を吐露したスザンヌ。
帰宅して自身の本音の罪深さに
命を絶ってしまう。
家にまた警察がやって来て手を上げろ、と脅す。
反抗して警官たちを撃ち殺すトリスタン。
あわや、という時、
アルフレッドが助けてくれた。
逃亡者になってしまったトリスタン。
兄に子供を託すと告げると喜ぶアルフレッド。
お父さんは、三人の中でトリスタンがお気に入りだった。それは、アルフレッドのように計算しないところか。
または、議員となり国の手先と考えて戦争を推進して行くことへの嫌悪感か。
イザベル2に分け隔てなく接したトリスタンや父の考えとは少し違うからか。
キリスト教の考えが強く影響しているのか、
サミュエルが戦死したことで自分を大切にしないトリスタン。
イザベル2が流れ弾にあたり不慮の死となったこと、
心中密かに願ってた、と告白し自分を責め続けた
スザンヌ。
幸せになりきれなかった家族の話?
雄大な自然の美しさに比べて人間たちの生きづらさ
を描いているのか。
再度観て編集するかも、です。
凍った木の月
性格の異なる3人の兄弟が、互いに認め合いながらも、時にライバルとなり、激しく対立してしまう … 。
弟思いの精悍な次男トリスタンをブラッド・ピット、クールで美しい湖水のような瞳を持つ長男アルフレッドをエイダン・クインが演じる。
溌剌とした輝くような笑顔で兄弟を魅了するスザンナをジュリア・オーモンドが、揺れ動く心情を表現豊かに演じる。終盤、スザンナがトリスタンに告白したある台詞に、人が持つ罪深さを思った。
弟の墓前で咽び泣くトリスタンの姿に涙した。
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕)
新大陸の悲劇の勇者の伝説
わりと始まりの方で「トリスタンとイゾルデの?」と彼女が言う。
愛し合ってはならない恋人達の悲劇。
この物語のトリスタンは、子供の頃には野生の熊に立ち向かうほど向こう気が強いけれど周囲のものには優しい、誰からも愛される若者だ。豊かな自然の中で原住民族も交えて牧歌的な生活を送っていたが、戦場で弟を救えず、弟の悲惨な最期を見取った時、彼の心の中の、多分子供の頃から潜んでいた大熊が暴れ出し始める。それを鎮めるため、家を出て放浪するが、結果的に恋人や兄を傷つけることになってしまう。その後も自分は周りの人を不幸にしてしまうのではないかと思い、最愛の子供達の幸せを願って一人、山に入っていく。
こんな感じのストーリーが、ロッキー山脈北部の大自然を背景に、原住民族インディアンの文化、戦争の酷さを絡め、郷愁と抒情を込めて描かれている。
ブラッド・ピットが馬に乗って駆けてくるシーンは一幅の絵画で、誰だって彼を好きにならずにはいられない、という説得力があり、家長役のアンソニー・ホプキンスと愛されない長男役のエイダン・クインの演技が、物語の厚みを増していた。(ラストでこの二人が抱き合う場面はエモかった。)
誰が誰に翻弄された?
最後まで、よくわからなかった。
言われなかったらわからなかったけど、サミュエルはET の彼だったのか。全然わからなかったなぁ。成長したね…ってそういうことじゃなく。
サミュエルのフィアンセとして男ばかりの家にやってきたイザベル。お母さん、よくぞ平気で、と。サミュエルのフィアンセだけど、何かあったらどうするの?と心配ではない?そして、イザベル、フィアンセの立場でいつまであの家にいるのか?ずっといたね。
うーん、なんだか、逆ハーレムもいいところでは?そりゃ気分はいいだろうし。
使用人?のインディアンの娘、イザベル2が可愛かったなぁ。
兄弟3人がイザベルに翻弄されたのか。
よくわからないけど、最後までブラピを追いかけるイザベル。いい加減にしなさいと言いたくなった。
そして最後までイザベル2がかわいそう。アルフレッドも。トリスタン1人がおいしい役のような。三兄弟あるあるか。
イザベル2がすごく綺麗な女性になって現れたけど、そうじゃなかったらどうなっていたの?
結局はそういうことなの?
ということで、違うところでモヤモヤしてしまった。
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