「バイオレンス映画の金字塔!!」レザボア・ドッグス 琥珀糖さんの映画レビュー(感想・評価)
バイオレンス映画の金字塔!!
1992年の映画。
30年後の今日も、最高に格好良い映画。
グウェンティン・タランティーノの真髄が!!
タランティーノの凄さが!!天才が!!
愛される理由が凝縮した映画。
強盗に向かう6人の男達が、黒のスーツに濃いサングラスでビシッと決めている。
ブルース・ブラザーズじゃあるまいし、
およそ強盗に相応しくない。
冒頭、レストランに集まった男たちが喋っている。
出演もしているタランティーノがマドンナの「Like a Virgin」の曲の解釈を
喋くっている。
2分以上タランティーノが、独演。
そしてチップを払わない主義のピンク(スティーブ・ブシェミ)。
そのことで揉めること5分。
そして配役やクレジットが表示される。
黒スーツの男6人。
徒歩で強盗に向かうとは、誰も思うまい。
しかしその10秒後には、腹を拳銃で撃たれて大出血して、パニ食ってる
ティム・ロス。
いきなり奈落の底だ。
集合場所の倉庫へ向かう。
誰も来てない。
ティム・ロスが少年のようにユニセックスで美しい。
透明で薄い皮膚が透けて見える。
凄く色っぽい。
ホワイト(ハーヴェイ・カイテル)がオレンジ(ティム・ロス)に掛ける優しさは
ホモっぽいのか、息子に対するものなのか?
(ロスとカイテルに流れるゲイっぽい感じが秀逸だ)
そして凄い仕掛けがしてある。
強盗がばれたのは、6人の中に潜入捜査官がいたからなのだ。
「潜入なんかする奴は、イカれてるんだ、最初っから」
そのイカレ男はどいつだ!!
フラッシュバックして、彼らのバックボーンが描かれる。
舌を巻く手際良さだ!!
関係の薄いキャラは殆ど語られないし、簡単に死んで退場する。
タランティーノも然り。居なくなる。
中盤の見どころは、
サイコな男ブロンド(マイケル・マドセン)が、
警官を拉致してきてリンチをして、潜入捜査官の情報を探るところ。
そのやり方が、耳を切り落とす、のだから、まともでない。
警官に灯油をかけて火をつけようとする。
その時、思ってもいないことが起こる。
意外性!!
そうなのだ。
予測不能に展開!
ラストのトライアングルの撃ち合い。
3人が三角形の3つの角に立ち、
撃ち合う・・・そしたら1人は撃たれないはず。
ところが3人とも倒れるのだ!!
なぜ?
ラスト
待ちに待った警察官がやっと現れる。
後の祭りとは、この事だ!
琥珀糖さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
私もタランティーノ監督絡みの作品は全部大好きなんです。
ストーリー・映像・音楽はもとよりテロップの出し方まで絶妙で、まさにセンスの塊だと思っています。
おはようございます‼️
共感ありがとうございます。タランティーノ監督は全作品大好きなので、いつになるか分かりませんが全作レビュー出来たらなぁと思います‼️