「阿呆ばかりの世界」理由(1995) 佐ぶさんの映画レビュー(感想・評価)
阿呆ばかりの世界
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登場人物全員が阿呆でないと成立しない脚本。観ていてイライラするぐらい阿呆ばかり。
主人公は犯人の嘘を素直に真に受ける。町の人や警官は、犯人が有罪であることを論理的に説明しない。検事も弁護士も本来やるべき証拠の分析をやってない。別の連続殺人犯の自供や手紙が何故か裁判で通用してしまう。犯人と別の連続殺人犯は同じ刑務所に長く居たのだから、いくらでも情報共有できたのに。
ここまで阿呆揃いの中、犯人の知能が高いので、こいつ無罪じゃないなと思ったら、案の定犯人でしたという予定調和ぶり。
最後にもう一度、やっぱり犯人は無罪という展開にすれば名作になったかもしれないのに勿体ない。
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