劇場公開日 1962年8月7日

「主人公が青臭く魅力に欠けた」リバティ・バランスを射った男 Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5主人公が青臭く魅力に欠けた

2017年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

総合50点 ( ストーリー:50点|キャスト:50点|演出:55点|ビジュアル:55点|音楽:60点 )

 主人公のランスは力もないくせに実現出来ない青臭い理想論ばかり主張してすぐに感情的になって行き当たりばったりの行動をとるし、トムは偉そうに講釈するだけで覚悟を決めて何か実行しようとしないしで、登場人物の魅力に乏しい。その間も敵役のリバティは誰に咎められるでもなく好き放題している。むしろ彼のほうが存在感がある。
 物語は結局リバティとは別の主題であるはずの州への昇格を阻む悪の親玉の北部の農場のことは登場せず、悪党数人が南へ来て何か悪さをしているだけだし、展開も無駄に長くて退屈気味だった。結局トムはその後どう生きたんだろうか。

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Cape God