ラ・ブームのレビュー・感想・評価
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13歳のヴィックの恋
パリに引っ越して来た13歳の少女ヴィックは、新生活を期待していた。歯科医の父フランソワと漫画家の母フランソワーズは忙しく、曽祖母プペットがヴィックの相談相手だった。ある夜、クラスメイトに誘われてブーム(パーティ)へ出かけたヴィックは、そこで出会った少年マチューに一目惚れし、初めての恋をした。そんな初恋を経験し、人生の喜びや悲しみを知るようになったヴィックだったが、その一方で、両親は・・・てな話。
ストーリーはどうって事ないが、13歳のソフィー・マルソーがとにかく可愛い。
それと、13歳の少女にあそこまでの濃厚なキスシーンをさせるフランス映画も凄い。
公開当時話題になった若い時のソフィー・マルソーを大スクリーンで観れて良かった。
13歳のマセガキの恋模様。そして、親の浮気の行く末。何見せられてん...
13歳のマセガキの恋模様。そして、親の浮気の行く末。何見せられてんねん(笑)
本作の大ヒット、そう、それはひとえにソフィー・マルソーの美。ただそれのみ。13歳にして色気まで持ち合わせている。バレエ着が特にエロい(笑笑)
衝撃のラストに吹いた「おまえ、誰?」
フランス🇫🇷は全員浮気者認定(笑)昔、フランスに嫁いで行った友人がいた。止めるべきだった(笑笑)
【”恋のファンタジー”フランスの人達って、年齢問わずに、常に恋しているんだね。恋して、喧嘩して、又恋をするなんて、良い風土だなあ。ジュ・テーム・・。】
ー 先日、映画館で、フランソワ・オゾン監督の最新作「すべてうまくいきますように」の予告編を見て、”そういえば、オイラ、ソフィー・マルソーさんの映画って、一本も観てないな・・。”と言う事で鑑賞。ー
◆感想
・今作は、ソフィー・マルソーさんのデビュー作だそうだが、ナント13歳だったそうである。自然な演技、透明感のある笑顔、拗ねた顔。
これは、当時今作が大ヒットし、ソフィー・マルソーさんの人気が沸騰したのも分かるなあ、と思ったよ。
ー 年代的に、ソフィー・マルソーさんの名前は知ってはいたが・・。-
・1980年公開とあるから、ソフィー・マルソーさん。今〇〇歳ですか!
ー 手元に「すべてうまくいきますように」のフライヤーがあるのだが、美しく齢を重ねて来た方なんだなあ・・、と思ってしまったよ。-
<ソフィー・マルソーさんが主演のヴィックを務めているが、彼女が初めてのブーム(パーティ)でマチューと出会い、恋に落ちたり、喧嘩したり、歯医者さんのお父さんとパンド・デ・シネ作家の美人のお母さんの夫々の恋と別居。
けれど、最後は仲良く元の鞘に戻ったり、40年以上も妻ある男を想い続けるお洒落なヴィックの曽お婆さんも登場したり・・。
フランスの恋多き人たちを描いた、良き映画でありました。>
恋のから騒ぎ
ソフィー・マルソーと同年代。
この映画は観てない。
所々でフランスの文化を感じられる。
グローバル化が進んだ現代ではあまり感じられない直球。
両親の恋のいざこざが軸になっているとは思わなかった。
ただ、結局、大人も子供も恋のから騒ぎなのね。
ソフィー・マルソーの存在感が大きくてバランスが。。。
とにかくソフィーが可愛い あと、人々の考え方とか行動とかが さすが...
とにかくソフィーが可愛い
あと、人々の考え方とか行動とかが
さすがフランスだと思った
ミッテランの隠し子が見つかっても
仕事さえちゃんとやってりゃ何の問題にもならない国だけある
過ぎ去りし日々
ティーンの頃、夢中になったアイドル。過ぎ去りし日々の思い出をもう一度なぞってみようと思い立ち鑑賞したが、最早ロリコン映画にしか思えなかった。俗世間の愛だの恋だのは遠い日の花火の如く私にはなんら感傷的な気分にはならない。ティーンの頃の甘酸っぱい思い出はそこに止まるばかり。それで良いのだ。今の私はそこには居ないのだから。
中学生の初々しい恋物語かと思いきや、結構キワドイネタで右往左往するフランス版『サザエさん』
歯科医の父フランソワと漫画家の母フランソワーズとともにパリに引っ越してきた13歳のヴィック。すぐにおませな妹サマンサに手を焼いている同級生ペネロプと意気投合、意気揚々とパーティ(ブーム)に出かけた彼女はそこで出会ったシェフになることを夢見る少年マチューと出会い初めての恋をするが、同じ頃フランソワが開業した歯科に招かれざる客が現れて・・・。
とにかくビックリしたのは思春期映画ではなく、ベレトン家の人達が右往左往するのを温かく見守る『サザエさん』ならぬ『フランソワーズさん』だということ。すなわちフランソワがマスオさんでヴィックがワカメちゃん、そしてヴィックのひいおばあちゃんプペットが舟さんみたいな立ち位置。勝手な想像ですが当時東宝東和が『エンドレス・ラブ』を大ヒットさせたので松竹富士が対抗馬として探してきたのが『ラ・ブーム』で、ファミリー映画を巧みな宣伝でアイドル映画に仕立て上げたのではないかと。ということで確かにソフィーの初々しい魅力も眩しいですが、両親には真似出来ない大胆なアプローチでヴィックをサポートするハープ奏者のプペット、そして自分の作品が認められてバンド・デシネ作家としてどんどん多忙になっていく中でフランソワともヴィックともすれ違ってしまうフランソワーズの魅力の方が全然上回っています。特にこの二人がタッグを組んで大暴れするカットの爽快感は格別。母と思春期の娘が真正面からぶつかり合う様は『レディ・バード』のそれを彷彿とさせるリアルなものだったことも印象的です。
作りとしてはフレンチバカ映画の体裁なので、ヴィックの悪友達が映画館でやってのけるシャレ(というか猥褻物陳列罪)とかいかにもフレンチな突き抜けたエスプリがこれでもかと注入されているのも圧巻。この辺りは本作へのリスペクトを思い切り滲ませていた『サニー 永遠の仲間たち』にもしっかり受け継がれていたように思います。もちろん当時名場面とされていたマチューがヴィックにウォークマンを聴かせるカットはしっかりセンチメンタルに満ちているところはさすが。これでもかと繰り返し流れるリチャード・サンダーソンの『愛のファンタジー』が何度も涙腺を刺激されました。あとヴィックの部屋に貼ってあるポスターがアンディ・ギブの『アフター・ダーク』にヴァン・ヘイレンの『暗黒の掟』とザッツ80年であるところにもグッときました。
40年の時を経て初めて観た本作は勝手に想像していたものとは全く異なるものでしたが、それはどこを切ってもフレンチだなと思いながらエンドロールを眺めていてフランソワーズを演じていたのが『禁じられた遊び』の無邪気な少女ポーレットを演じてたブリジット・フォッセーだったことに気づき戦慄しました。あの子が40年前にこんな立派なお母さんになっていたとは!
世界のアイドル
40周年記念デジタル・リマスター版の試写会に当たり、観てきました。
ソフィー・マルソーが可愛い!
圧倒的な存在感。
リマスターにより、絵も音も新作みたいにクリアで、今13〜15歳くらいのソフィーがいそうな錯覚を味わいました。
昔、テレビやレンタルビデオで2回くらい観たはずながら、うろ覚えな上に、『ラ・ブーム2』や『狂気の愛』以降のソフィー・マルソー主演映画の記憶と入り混じってたらしくて、「あれ?もうちょいセクシーなシーンがなかったっけ?」と思いながら観ました。
ここまでアイドル映画だったっけ?
こんなにソフィーは幼かったの?
みたいな驚きがありました。
それもそのはず、これがソフィーデビュー作で、撮影当時13歳じゃ、いくらフランス映画でも脱がせちゃまずいよね。
1980〜1981年の公開ってことは、日本では薬師丸ひろ子の映画(『翔んだカップル』『セーラー服と機関銃』)もあったし、日本ではアイドル映画がヒットした時期なのね。
そりゃ、当時の日本では当たるわ。
それどころか、世界的アイドルのアイコンになっていたようなうっすらした記憶もあり、その理由を40年経って再確認した次第。
それにしても、フランス映画はこの頃からしっかりフランス映画で。
登場人物が皆、恋多き人間ばかり。
父親も母親も浮気。
学校の教師は、旦那がいる生徒の母親と肉体関係、主人公(ヒロイン)は恋人の胸の中で他の男を物色。
恋愛観が、日本…というか、私と違いすぎてクラクラしましたわ。
時々「ここまでクズじゃないと、セクシーって言われないのかな?」と、怒りを通り越して呆れたりして。
ソフィーマルソーの可愛さ
古い映画なので髪型なども昔風でそんなに可愛いと思わなかったソフィーは動くと可愛さ爆発!思春期の子供と大人な狭間なのがまた可愛い!それにしてもフランスは文化が進んでいるというか自由でいいなあ。当時の日本ではこのフランスの自由さはどう思われて鑑賞されたのかな。
少年少女の恋愛と中年夫婦の痴話げんか
ソフィー・マルソーの鮮烈なデビューで話題になったこともあり、思春期の若者の恋愛ものとずっと敬遠していたが、実は両親の浮気や離婚騒ぎといったシーンも多く思っていた印象と違っていた。
若者たちの恋愛は、ピュアな「小さな恋のメロディ」を想定したが、1980年代のフランスではもっと現代的。片思いや憧れですませず、どう成就させていくかというプロセスに重点が置かれている。時代の違いか。アドバイスのおばあちゃんが粋だった。
一方、両親は互いに仕事を持ち自立しているから、すれ違いから離婚騒ぎ。この作品、実はこっちの方が主題ではないかと思えるほど。何となくすっきりしないのは、このテーマがソフィー・マルソーに完全に食われたからか。
それにしたって、「禁じられた遊び」の幼気な少女が、離婚に悩むお母さんとは、驚きと感動だねえ。それでも、時代を経ても活躍しているのは立派。
スタッフに日本びいきがいたのか、「愛のコリーダ」と「フジタ」がセリフ内で登場。
80年代のフランスは旅した記憶と重なる部分もあり懐かしい。
少女たちのお遊び
ソフィーマルソー扮する新入生ヴィックは一人っ子お嬢さん。全体的に軽いトーンでコメディ調で展開されていく。ブームに行くにも両親が付いていく。演じるソフィーマルソーもまだまだ幼さが抜けていない感じだ。少女たちのお遊びだね。
あんなにマチューに恋焦がれていたのにね。 人の心とはなんと移ろいや...
あんなにマチューに恋焦がれていたのにね。
人の心とはなんと移ろいやすいものだろうとあらためて感じました。
最後のソフィーマルソーの顔が見事に大人の女性の表情になっていて、切なさとともに魅了されてしまいました。
人生について色々考えてしまう感慨があります それは正しくルネ・クレール監督の「巴里祭」と同じものです
1980年12月フランス公開
「地下鉄のザジ」は1960年10月フランス公開
「小さな恋のメロディ」は1971年4月イギリス公開
「ポンヌフの恋人」は1991年10月フランス公開
「アメリ」は2001年4月フランス公開
本作はこれらの映画の系譜のように感じました
およそ10年ごとにローティーンの少女を描いた映画の傑作がありました
単にローティーンの少女が主人公か主要登場人物だからですが、かといって1992年の「愛人 ラ・マン」はこの系譜とは異なるのです
どこにもいる、ありふれた、でも思春期で多感で一生懸命に生きている少女の日常の物語
それがこの系譜なのだと思います
「小さな恋のメロディー」だけは、イギリス映画ですがこの系譜に連なっているように思います
「ポンヌフの恋人」はギリギリこの線を少し超えているかも知れませんが、かろうじて系譜に繋がっていると感じます
だってヒロインのジュリエット・ビノシュは、明らかにソフィー・マルソーに似ているのですから
そしてその源流を探ると1933年フランス公開の「巴里祭」なのかとおもいました
奇しくも巨匠ルネ・クレール監督は本作公開の僅か3ヵ月後の1981年3月にお亡くなりになっています
してみると2010年前後にも何かしらローティーンの少女をメインにした洋画があったのかも知れません
しかしどうも思い当たりません
どなたか是非ご教示お願い致します
間隔からするとそろそろ今年辺り何か撮られていてもいい頃です
フランス映画だけなら、「ポンヌフの恋人」をやっぱり除外すると「地下鉄のザジ」からほぼ20年間隔です
そう考えると、やっぱり今年辺りにこの系譜に連なる映画が絶対無いとおかしいのです
本作がここまで大ヒットしたのは、もちろんソフィー・マルソーの可愛らしさ、等身大の自然さでしょう
清潔なローティーンの細く華奢な身体と幼さの残った素直な顔つき、まだ色気のない短いヘアスタイル
普段着の何気無いけどパリジェンヌらしい着こなし
観ているだけで楽しい映画です
あの頃は自分だってこんなだったなあと懐かしさが爆発します
リアルタイムならなおのことそうでしょう
ところが超ひさびさに改めて観て驚いたのは、ヴィックの物語かと思ったら、実は彼女の両親の物語がメインであったと言うことです
ヴィックのお話は、サイドストーリーであったのです
この両親に感情移入して、本作を観てしまっていました
自分も思春期を過ぎて大人になって、泥のように働いて、結婚もし、子供も生まれ、なんだかんだ色々あって、その子供も思春期にさしかかって、こうして人の世は移り変わっていくそんな感慨で胸がいっぱいになってしまいます
素敵なひいおばあちゃん、ベルサイユとおぼしき郊外に済むおじいちゃんおばあちゃんの家
自分達夫婦、娘とその友達たち
それが繰り返されていく家族と命の連鎖
幸せな人生の姿です
離婚の危機、子供の問題
いろんな事が起こって、なんとなく乗り越えていて気がついたらひいおばあちゃんのような歳になっていたいものです
それこそ幸せな人生でしょう
ラ・ブーム
劇中ではパーティーの意味で使われています
心臓のドキドキ感を表していますね
ひいおばあちゃんの素敵な人生こそ、ブームだったのかも知れません
フジタは、ひいおばあちゃんの言うとおりの実在の天才日本人画家藤田嗣治のこと
1914年から1931年の18年間パリにいました
正にパリの黄金期エコールドパリの始めから終わりの全期間です
彼は売れっ子画家としてだけでなく、パリの社交界のセレブとして知らぬ人が無いほどの有名人でした
彼は日本で一度結婚したものの妻を残し、パリでも2度フランス人と結婚をした奔放な人間でした
ひいおばあちゃんがフジタとルルドに旅行に行ったというのは、それはもちろん不倫旅行でしょう
ルルドというのは、世界中から信者が訪れるカトリックの巡礼地「ルルドの泉」のことです
ひいおばあちゃんがヴィックを連れて行ってくれた素敵なレストランはモンパルナスのクーポールです
フジタもモンパルナスに居を構えていました
でも彼は1968年に亡くなっていますから、ひいおばあちゃんの想い人ではありません
42年間も妻のある男性を想い続けてきた人生
多分彼女は80歳くらい、1900年頃の生まれ
1940年頃からの不倫ということになります
その頃は40歳前でしょうから、ヴィックの母と同じ年齢だったでしょう
恐らくW不倫だったのだと思います
ひいおばあちゃんとおじいちゃん、おばあちゃんとの関係性の薄さはもしかしたら、不倫の子供であったのかも知れません
人生にはいろんな事がおこり、とんでもない事も起こります
それでも乗り越えていってこそ、このひいおばあちゃんのような豊かな老後に辿り着けるということなのでしょう
人生について色々考えてしまう感慨があります
それは正しくルネ・クレール監督の「巴里祭」と同じものです
真の“千年に一人の美少女”はここに!
13歳の女の子の恋への憧れや青春を描き、本国フランスや日本でも大ヒットを記録した、1980年のソフィー・マルソーのデビュー作。
フランスの文化や価値観も垣間見れるが、話は至って普遍的。
経験や成長、出会いを通じて、恋する喜びや人生を知る。
女の子の甘酸っぱい青春ストーリー。
タイトルの“ラ・ブーム”とはダンス・パーティーの事。
誰と行くか、誰々に誘われるのを待つドキドキ、何を着ていくか…アメリカ文化で言う所のプロム。
日本では馴染み無いが、強いて言えば、運動会や文化祭のダンス・プログラムでのドキドキみたいなものか。
ヒロインの青春劇と並行して、家族の諸問題も。
そんな中、時折助言をしてくれる人生熟練者、ひいおばあちゃん最強説。
正直話としては少々退屈な部分もあったが、ソフィー・マルソーを見る為だけでも本作を見る価値はある。
何度も何度も何度も言い回されてきただろうが、ここは同じ言葉を重ねたい。
ソフィー・マルソーが可愛いッ!!
“美少女”“千年に一人の…”という言葉は本作のソフィー・マルソーの為にあるのではなかろうか。
見出だした監督やキャスティング・ディレクターは歓喜しただろうね。
劇中の他の女の子と比べると、ちょいと大人びた雰囲気も堪らん。
さて、ソフィー・マルソーが出るとどうしてもセクシーやエロに期待してしまう。
本作では皆無。だってこの時はまだ女の子だもん。
セクシーやエロは彼女が大人になってから。
可愛かった
こういう子供の恋愛みたいな映画って結構好きで、純粋なところがいいなって思う。
ちょっと危なっかしいけれど、観ていて可愛らしかった。そしてあのおばあちゃん凄い。ああいうおばあちゃんが欲しいなって思った笑
2もあるけど、観るほどじゃないかな。
親の目線でしか観られない
ソフィー・マルソーのデビュー作。
思春期の女の子が、愛と自由を得て人生の喜びを知る物語。
幼い恋は見ていて危なっかしいと感じるだけなのは、自分がすでに娘を心配する親の立場でしか、この作品に触れることができないからだろうか。
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