ラ・バンバ

劇場公開日:

解説

わずか17歳で死んだ伝説のロックンローラー、リッチー・バレンスの生涯を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはスチュアート・ベンジャミン、製作はテイラー・ハックフォードとビル・ボーデン、脚本・監督はルイス・ヴァルデス、撮影はアダム・グリーンバーグ、美術はヴァンス・クレシマンが担当。出演はルー・ダイアモンド・フィリップス、イーサイ・モラレス、ロザンナ・デ・ソート、エリザベス・ペーニャほか。

1987年製作/108分/アメリカ
原題または英題:La Bamba
配給:コロムビア映画作品
劇場公開日:1987年11月14日

ストーリー

北カリフォルニア、1957年夏。果実農場の従業員リッチー・バレンズエラ(ルー・ダイアモンド・フィリップス)は、いずれは好きなギターを生かした音楽の道へ進むことを夢みる16歳の少年。そして、幼い妹たちを支える母コニー(ロザンナ・デ・ソート)に一軒屋をプレゼントしたいと思っている。ある日、詐欺師で刑務所に入っている兄のボブ(イーサイ・モラレス)が刑期を終えて帰って来た。父親が違い、性格も対照的な2人だったが、兄弟仲は良かった。が、女に手の早いボブは、早速、リッチーのガールフレンドのロージー(エリザベス・ペーニャ)のバージンを奪ってしまう。やがて一家は、南カリフォルニアヘ移った。ボブと離れがたいロージーも一緒だ。リッチーの新しい学園生活が始まった。ブロンドの可愛い少女ドナ(ダニエル・フォン・ゼルニック)が彼のアイドルとなった。リッチーはロックの練習に熱を入れ、地元のバンドにも入ることができた。やがてッリッチーとフライング・ギターズ」という自分のバンドを結成、町の体育館でデビューコンサートを開くが、酔っぱらったボプのために大乱闘が生じ、コンサートはメチャメチャになる。しかし、その演奏を聞いていたデルファイ・レコードのプロデューサー、ボブ・キーン(ジョー・パントリアーノ)は、数日後、レコード吹き込みをリッチーに申し込んだ。小躍りするリッチー。芸名をリッチー・バレンスとし、デビュー作はドナへの愛を切々と謳い上げたものだったが、実生活の2人の仲は、彼女の父の存在で思うようにいかず、また、ボブも弟の成功を横目に荒れていた。そのデビュー曲、「カモン・レッツ・ゴー」を皮切りに、「ドナ」「ラ・バンバ」と大ヒットを記録、今やリッチーはロックのニュースターとして大変な人気者となり、母にも待望の一軒家をプレゼントできた。リッチーはファミリーとともにクリスマスを過ごした後、バディ・ホリー、ビッグ・ボッパーらとコンサート・ツアーに旅立った。ツアーの途中、リッチーは仲たがいしている兄に電話を入れた。それが、家族がリッチーの声を聞いた最後となった--。1959年2月3日、若きロックンローラーたちを乗せた飛行機がレーダーの航跡から消えた。リッチー・バレンス、17歳。わずか8ヵ月でロックの頂上を極めた少年の、あっけない死だった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第45回 ゴールデングローブ賞(1988年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
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映画レビュー

3.5このボブと言う兄貴は『フーテンの寅』なのだ。 でも、絵が描ける訳ん...

2023年7月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
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マサシ

3.5教訓 --- 嫌な予感があったらやめた方がいい

2023年4月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

昔ならではの夢のある話ですね。

ギター弾いて唄って...現代じゃそれでメシが食えたりスターになったりするのは難しい。ダウンロード全盛で街にレコード屋さんが消えてしまったことを思うと、こんな時代に戻れないものかと考えちゃいます。

 映画では、苦労していた母親が息子の才能が認められたことで心が晴れる姿が印象に残って進んでいった。まさに親孝行。反対に兄のいいかげんさが、この先「何かある」と想像つく分かりやすい展開なんだけど、この兄さん何か憎めない。根っからの悪でもないし、弟のパーティーとか複雑な気持ちながらも一応参加するから。
 成功したからと言って家族全員が幸せになれるわけじゃない。やっぱり「それに比べて自分は...」そういうのってありますよね。

・星(スター)は空から落ちない →いいセリフだ
・星(スター)は大空が家 → 名言なのに何という皮肉な結果になってしまうのか
・同じ部分を何度も歌わすレコーディング風景は厳しさを感じた
→観ててイライラ。セルフプロデュースの方がいいんじゃない?と思ったりした。そんな時代じゃないけど。。。
・ブライアンセッツァーやロスロボスが出演してるシーンはやはり華があって見入ってしまった
・80年代の映画ですが画質良好です
・ブルーレイは出てないようですが、DVDでも20分以上のメイキングなど映像特典もあります

映画自体は凄く印象的な部分は無いのですが、青春映画として観れるので80年代好きはマストでしょう。

 それにしても、苦手なことは絶対にしてはいけない。そんな教訓を感じてしまいました。映画では飛行機がそうですが、何か嫌なヨギリがあることは「考えすぎだよ」と言われても嫌われても空気が悪くなっても拒否した方がいい。まぁ飛行機に限らず気にしたらキリないんですが、嫌だと思った事はやらないことにします。

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はむちん2

4.0リッチー・ヴァレンスの生涯

2021年8月1日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

 ブライアン・セッツァーがかっこいい!

 それにしても17歳で飛行機事故か・・・バディ・ホリーとともに。

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kossy

3.5"音楽が死んだ日"

2019年12月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

楽しい

興奮

小学生の頃、母親に連れられて「ロボコップ」を観に行ったら、本作「ラ・バンバ」のポスターが貼られていた記憶を鮮明に憶えている。

中一の時に初めて本作を観る機会が、理由は当時どハマりで聴いていた"Stray Cats"のブライアン・セッツァーが出演していたから。

その時点で、リッチー・ヴァレンスもB・セッツァーが演じたエディ・コックランやバディ・ホリー、ましてや"Los Lobos"すら知らなかった。

辛うじて、ルー・ダイアモンド・フィリップスだけは「ヤングガン」でのチャベス役で顔は知っていた。

80年代アメリカの青春映画らしい、楽しいけれど単純明快で単調な作りではあるが、当時は飽きる程に観ていた作品。

なので、リッチー・ヴァレンスを思い出すとルー・ダイアモンド・フィリップスの顔が最初に、全然似ていない二人ではあるが!?

ロカビリー、オリジナルをさらっと知るには良い教材的な映画だと思う。と、個人的に。

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万年 東一