ラテンアメリカ 光と影の詩のレビュー・感想・評価
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主人公が求めた"もの"しか見えてこない
詩的映像美でありながらシニカルな映像を織り混ぜつつ、ラテンアメリカの今を写し出した作品。
パタゴニアやアマゾンなどラテンアメリカ独特の被写体を詩的に映しながらも、そこで生活を営む人々のリアルな現実が見えてくる。
ロードムービーとしてもマルティンの心情がしっかり変化を遂げられて完結している。
ただ、邦題からも分かるようにラテンアメリカを伝える手段として"言葉"に頼りすぎているように思う。
主人公の心が求めた本質は見えたが、"映画"という本質が見えにくくなってしまっている。
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