ラストコンサートのレビュー・感想・評価
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中学だか高校の頃に・・・みんな泣いてた
初めて映画館で号泣した映画となった。英語の教師が「わかりやすい英語だから観るといい」ようなことを言っていたのを思い出します。
自分の娘と間違えられたほど年の差がある二人。病気(白血病)だというのにタバコを持っている少女ステラ。バスに乗り目的地に行くはずがリチャードについてゆくステラ。エージェントのフランツには「ミュージシャンか?ダンサーか?」と尋ねられ、「おしゃべり」だと紹介するが、親子の真似をするつもりが、子供ができたので結婚するとデタラメを言うステラだった。
目的は彼女が赤ん坊のときに女と駆け落ちした父親に会いにいくというものだったが、外から見ると小さい男の子を可愛がっていた。虚しく行く当てもなく帰ろうとしたとき、昼にケンカ別れしたリチャードと再会。ステラはファックだとかバスターだとかサノバビッチだとか汚い言葉を連発してリチャードをなじるのですが、これがまた可愛く映る。リチャードも50歳くらい?の十分大人なので優しく対応する。このやりとりがなんとも微笑ましい。
「余命3ヶ月だなんて、まんまと医者に騙されたわね」という言葉を信じたのかどうかは定かじゃないけど、彼女にピアニスト、作曲家として再起をかける勇気をもらったことは事実。急きょオーケストラのピアニストが降板というラッキーなこともあって、春を越せないと思っていたのに元気に振舞うステラに求婚することになった。「ステラに捧げるコンチェルト」を書き上げ、オペラハウスの初演リハーサルへ。
強引、わがまま、勝手きままな性格だけど、明るく可愛いので中高生にはグサリとくる映画。リハーサルに出かけたリチャードの居ぬ間に荷物をまとめて病院に行くところで、涙腺が決壊し、泣きながら彼女をケアするシモーヌおばさんによって心臓が破裂しそうになる。今改めて見直すと、たいした作りじゃないんですけど、音楽は最高にいい。やっぱりマエストロ!
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