ラ・スクムーンのレビュー・感想・評価
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ベルモンド版「男たちの挽歌」
ベルモンドはじめ、女性、男性のファッション楽しめました。
世話になった恩人であり友人との結びつきがメインでベルモンドの映画では珍しいテーマだと思った。二丁拳銃で撃ちまくるなど「男たちの挽歌」を彷彿とさせた。場面変換が急で話がブツブツ切れる箇所が多いのが残念でした。フランスの刑務所がどんな感じかベルモンド映画で詳しくなった気がする!ちゃんと脱獄してくれたらもっと良かったです。
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ベルモンドの暗黒街年代記
ベルモンドが寡黙な暗黒街の男を演じるストレートなフィルムノワールで、罠にはめられ投獄された友を助けようとする男の友情にグッときます。原作、監督がノワール作家のジョゼ・ジョバンニなんで、戦前から戦後にかけての裏社会に生きる者の哀愁がよく出ています。とは言え、あまり説明もなくブツ切りのシーンが多いので人間関係やお話の背景が分かりにくく、全体的に古色蒼然としているのが残念です。役者では、ベルモンドのコミカルさを排したふてぶてしいキャラがいい味です。友人役のミシェル・コンスタンタンも、迫力のあるマスクでインパクト大でした。
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