「潜水艦は「サイレントキラー」か。」U・ボート talkieさんの映画レビュー(感想・評価)
潜水艦は「サイレントキラー」か。
<映画のことば>
今からブローチを行い、浮上を試みる。
浮上しても、まだ試練が待っている。
祈るしかない。
ディーゼルが動けば、両舷いっぱいで海峡から脱出する。そして帰還。
成功したら、ビールを振る舞う。
音もなく忍び寄って、一撃(の魚雷)で相手を殺す…正に「海のサイレントキラー」と呼ぶに相応しい兵器なのだろうと思いました。
しかも、せいぜいは数時間で基地に帰投し、乗員は夜は基地の(それなりには心地よい)ベッドで休むことのできる飛行機(航空兵器)とは違い、いったん出撃となると数ヵ月は基地に帰投しない艦船(潜水艦)の乗員には、戦闘だけでなく、日常生活にも不便の多いことでしょう。
その不自由・困難な境遇で死力を尽くして戦いに挑む男たち…。その苦難の様が「潜水艦映画にハズレなし」とも言われるのでしょう。
本作も、そのご多分に洩れず、苦戦の中でも艦長と乗組員たちの深い信頼関係が素敵な一本だったと思いますが、困難な任務から何とか無事に戻っても、その帰投した基地が受けた空襲であっけなく沈没させられて、艦長も戦死してしまうということは、この時点では、Uボートの勇猛果敢な戦闘にも関わらず、ドイツ軍の敗色はもはや明らかということだったのだと思いました。評論子は。
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talkieさんのコメント
2023年5月27日
Mさま、共感&コメントありがとうございました。私も潜水艦モノが好きなので、時間をみつけて、また次を観たいと思っています。また、感想を交換できればと思います。