夕陽に向って走れのレビュー・感想・評価
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0028 俺はここにいるぞ!ウイリーだ!
1970年公開
邦題悪いわ。
キャサリンロスのインディアンメイク可愛い
ま、それだけの映画なんだけど
あらためて考えるにアメ人はインディアン征服を
なかったものにしようとしているが
こういう映画が残っていると人種という立場を
忘れずにすむよね。
75点
初見 1974年10月27日『日曜洋画劇場』
淀川長治さんの解説も力が入っていました。
馴染まないレッドフォードの西部劇
ロバートレッドフォード扮する保安官クリストファークーパー は、キャサリンロス扮するローラと恋仲だったロバートブレイク扮するウイリーボーイがローラの父親を射殺したためウイリーボーイを追った。
都会派ロバートレッドフォードの西部劇はあまり馴染まない気がするな。今回の保安官役はイマイチだったよね。キャサリンロスもインディアン女性役で黒塗りで残念だったな。
うーん、これは時代が分かってないと…という作品かな。ロバート・レッ...
うーん、これは時代が分かってないと…という作品かな。ロバート・レッドフォードが主演なんだろう。が、あんまり魅力的キャラに見えない。
インディアン差別がメインなのか、そうも思えない。キャサリン・ロス演じる女の運命もそうたまが、なんともよく分からない作品。これがアメリカンニューシネマってやつか(笑)
びっくりするほどつまらない
BS録画にて鑑賞。
ロバート・レッドフォードとキャサリン・ロス主演の西部劇というと、もう一人ポール・ニューマンを加えれば名作の誉れ高い『明日に向って撃て!』。
なので、期待して鑑賞したものの、がっかり。
ひどく単調でつまらないのです。
実話がもとになっているそうですが、実話に甘えたら、つまり本当の事件が基になっているのだからいい映画になるはずと思い込んだら、アウト。
この映画は、そのアウトの見本のような作品です。
人を殺して逃避行を余儀なくされるインディアンの若い恋人同士はまあいい。
問題は二人を保護しようとする保安官(レッドフォード)と女医エリザベス(スーザン・クラーク)です。
ふたりの性格づけや、関係の設定がきわめていい加減で浅い。
だから二人がインディアンの恋人二人とどのように関わろうとしているのか、白人の差別意識がまだ強い1900年頃の時代設定の中で、どういう可能性があり得ると考えていたのかが、曖昧なままに放置されています。
また、エリザベス役のスーザン・クラークは老けて見えて魅力がありません。
キャサリン・ロスはここではインディアンの少女役。
美貌は変わらずですが、一瞬だけヌードを披露しているものの、魅力が十分に捉えられているかどうか、疑問。
特に後半が問題で、本来は逃避行を続ける若い二人と、それを追う側のせめぎあいで緊迫感が出なければならないのに、逆に単調になってしまっている。
残念な結果だと言わなくてはなりません。
テーマとキャスティングのズレが…
観るべき映画とは意識していなかったが、
ネイティブアメリカンの問題を扱った作品
と知って初鑑賞。
この作品は、基本的には先住民の男性と
女性の保護区監督官の物語だ。
だから、ロバート・レッドフォードと
キャサリン・ロスの二人の主演扱いの
キャスティングには大いに違和感がある。
レッドフォードの役は
視野の狭いレベルの保安官補で、
愛欲に付け込んで女性を見下して接する
横柄な人物だ。
また、キャサリンの役は
先住民男性の添え物的人物像だし、
彼を助けようとしたかの
最後の逢瀬の後の自死も
演出的な唐突感が拭えない。
しかも、その想いも生かされることもなく
彼は亡くなってしまうが、
このストーリー上の違和感には
先住民の悲惨を描こうとした
安易な手法としか感じられない。
そして、保安官補が先住民の男性を倒して、
何故か何かをつかんだかのような
ラストの描写には、
何の伏線もなくこれも唐突感を禁じ得ない。
この作品、レッドフォードのネームバリュー
と彼の代表作の一つ「明日に向かって撃て」の
タイトルにあやかって
日本でもヒットさせようとしたのだろうが、
レッドフォードを保安官補に据えたことから
主題がズレてしまい、
本来描くべきテーマを見失って
失敗した作品なのかなと思ってしまった。
「明日に向かって撃て」を期待して、ずーっと昔に観た気がする、そして...
「明日に向かって撃て」を期待して、ずーっと昔に観た気がする、そして酷く、ガッカリした記憶。
よくわからんけど、先住民だからと言う以前に、人としてウィリー君、間違ってない?モラハラ、DV、ストーカー体質なのに、なんでこんな男についていくのさ?ローラ?
勝者はなし
これは単純な西部劇ではないですね。勝者不在の西部劇であって、そもそも悪者さえ不確かです。日本語タイトルにあるように、荒野を走り続ける中で、次第次第に何のために逃げ、何のために追っているのかがどんどん不確かになっていきます。
これも、時代のなせる西部劇なんでしょうね。
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