「青春物語でありながら子育ての物語」ヤング・ゼネレーション あき240さんの映画レビュー(感想・評価)
青春物語でありながら子育ての物語
その時代の青春物語なのだが
その父親母親世代からの目線で作られていると感じる
主人公の両親、特に母親の演技は特筆すべき、暖かいいい味を醸し出している
子供が大人になる一歩手前でもがいている姿を、父親はガミガミ、母親はほんわかと見守る
そして父と息子が夜の街を散歩しながらの会話シーンは秀逸
この映画は青春ただ中の若者よりも、子育てを経験した世代にこそ味わい深いものがあるはず
そして自分自身の青春時代を思い出しながら、この若者たちの物語を重ね合わせて観る映画なのだ
構成、脚本も全く無駄がなく、テンポ良く展開される。さすがはピーターイェーツ監督作品だった
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