モンタナの風に抱かれてのレビュー・感想・評価
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自我
少女グレース(ヨハンソン)の母親が
やり手編集長アニー(スコットトーマス)なのだが
直感で事故った娘と馬をトム・ブッカーの農場に運ぶ
この強引さ
というか自我の強さがプラスにもマイナスにも働く
という話で 最後に本人もそれを自覚する
そしてその自我の強さにも惹かれた
みたいなトム(レッドフォード)は
この恋の結末が自身の結婚生活と同じ運命になることを理解している
馬の治療とは馬の自我とも向き合うことだからだろうか
生きてゆくために人間との信頼関係が大切な西部では
同じように馬との信頼関係も必須
「都会がそんなによいの?」と問いかけるトムは
ハリウッドから距離を置いて暮らしたレッドフォードの姿に重なる
(変人と言われていた!?)
「黒馬物語」(1994)で主役の馬に興味を持ったので この映画を見てみようと思った、が
彼が演じたのはピルグリムではなくて、ガリバーの方だった
事故の場面もそうだが、どうやって撮影しているのだろうか
調教師の仕事に興味を持ったら
同じような人が沢山いるらしく
バック・ブラナマンを描いたドキュメンタリー「バック」が存在していた
機会があれば観てみたい
この映画の主役は馬とカウボーイと西部(モンタナ)の大自然みたいですが
陰の主役は調教師だと思われます
冗長
普通に馬とスカーレット・ヨハンソンの話だけでいいと思う。ロバートレッドフォードとスカヨハの母さんの恋愛話はなくていいかと思った。途中の恋に発展しそう、みたいな伏線も少々興醒めである
折角いい話、いい画なのに、なんだかなあと思った。
そこ削って2時間で納めた方が美しいかと
馬は友だち
ポニーを飼っていたことがあります。
馬は群れで生きる生き物。1頭飼いすると呆れるほど人間にベタベタに甘えるんですよ。
すり寄ってきて離れません。
袖口を噛んでついて回ります。ブラッシングを求めているのです。
毎朝出勤しようとすると「一緒に連れてってちょうだ~い!」と大騒ぎ。
あぐらをかいて本を読んでいるとマジでネコのように膝に乗ってこようとします(汗)
邪魔なので押し返すと足元で横になってイビキをかいて寝るので僕は馬に寄りかかって読書継続。
(馬って立って寝るんじゃなかったですけ?)。
話には聞いていましたが、馬がここまで人間の友だちになり、“癒しのバティー”になってくれるとは驚きでしたね。
だからよーくわかります、
映画で「馬ロス」でヨハンソンがああなってしまうこと。
そして人間嫌いのレッドフォードこそ、馬=友人がいなくては生きられなかった人なんだろうなってこと。
馬の映画はたくさんありますが、どれも馬好きの作者によるものですね。
いまでも大好きな映画①
もう20年もむかしの映画なのに、いまの映画より好きです。
と、いうかこれで映画をすきなった時代だ。
たぶん、「ビジネス」じゃなくて「映画がすき」だから作られた最後の映画の時代なのかも。
当時のすきな監督だったロバート・レッドフォード。
の、いちばんすきな映画。
余談をいえば、これで馬肉を食べるのをやめた(笑)。
おなじように、牛肉も。
どっちも「かわいい」
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