「チャップリンの母親は貧乏で発狂した」モダン・タイムス KIDOLOHKENさんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリンの母親は貧乏で発狂した
「ゲゲゲの鬼太郎」の放送が始まった頃、私の家の暖房器具は火鉢しかなかった。私は体が弱い子供で、火鉢に覆いかぶさっていたら、チョッキが焦げて、穴があいてしまった。その日、私は寒くて寒くて、本当に死にそうだったのだ。その数日後。なぜかわからないけど姉と神社に行ったら、そこになぜかチョッキの忘れ物があった。姉は「これは神様からの贈り物だわ」と言って、私にそれを着せた。私は子供ながらにも一抹の良心の呵責を覚えつつ、そのチョッキをありがたく着て帰った。親はなにも言わなかった・・これが私が子供の頃に経験した貧乏だ。
皆さんはどのような貧乏に遭遇しただろう?・・いや、しているだろう?
そして、数年後、テレビでチャップリンを観た。その頃、私の家はもう貧乏ではなかった。チャップリンを見て、そのような貧しい人がかつてこの世に本当にいたのかどうかということは一瞬たりとも脳裏に浮かばず、私はただただ笑い転げた。
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