「【”へこたれないで元気を出すんだ!運は開ける!”経済的強者に厳しく、弱者に優しいチャップリンの代表作。数々の名シーン満載作品。学生時代と社会人になって観た感想が一部違ってしまった作品でもある・・。】」モダン・タイムス NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”へこたれないで元気を出すんだ!運は開ける!”経済的強者に厳しく、弱者に優しいチャップリンの代表作。数々の名シーン満載作品。学生時代と社会人になって観た感想が一部違ってしまった作品でもある・・。】
■巨大な工場で単純労働をする男(チャールズ・チャップリン)。
非人間的な単純コンベア労働が続き、男はついに正気を失くしてしまった。
同じ頃、父を失った貧しい少女(ポーレット・ゴダード)は微罪のために逮捕されてしまう。
奇妙な出会いをした2人は、人間らしい自由を求めて手を携えて懸命に生活を始める。
ー この名作のレビューとは、何だか恥ずかしいが、数十年振りに見た感想をシンプルに記す。ー
◆感想<今更ですが、Caution!内容に触れています。>
・今作でもチャップリンの視点は、経済的強者に厳しく、弱者に優しい。
■有名なシーン3点
1.コンベア、スパナねじ締めシーンは且つては面白かったが、今観ると何だか申し訳ない気になってしまう・・、がヤッパリ面白い。
ー 勤務する会社内に、多数のコンベアがあるためです・・。何だか申し訳ない気分になってしまったなあ・・。学生時代と感想が変わったシーンである。-
2.巨大歯車の間をクルクル回るシーンは、チャップリンの天賦の才を再確認するし、ヤッパリ皮肉が効いてて面白い。
3.自動給食マシーンのシーンも”何でも、自動化すればいいってもんじゃないんだよ!”と言うチャップリンの声が聞こえてきそうな可笑しなシーンである。
■父を失った貧しい少女が、ダンスホールで踊り子の仕事を得て、男を就職させる件も、面白い。そして、チャップリンの歌が聞けるのが嬉しいんだよね。
<ラスト、めげる少女を勇気づけて二人で腕を組んで歩いて行くシーンは、矢張り良いシーンである。
チャップリンのメッセージである、”へこたれないで元気を出すんだ!運は開ける!”を受けて、辛くても、頑張ろう!って気になるからである。>