「チャップリンの軽業を鑑賞する映画。 工場の歯車に巻き込まれるシーン...」モダン・タイムス akiさんの映画レビュー(感想・評価)
チャップリンの軽業を鑑賞する映画。 工場の歯車に巻き込まれるシーン...
チャップリンの軽業を鑑賞する映画。
工場の歯車に巻き込まれるシーンが有名なので、オートメーションの機械に翻弄される人間のさまを皮肉を込めて描いた映画かと思いきや、それは冒頭の部分だけで、その機械化の波に飲まれ、抗議のストライキもあって仕事に就けなくなり貧困に喘ぐ庶民が、不運に喘ぎながらも愛する人と支え合いながら強く生きようという映画だった。どんな苦境にあっても強く生きようという人間讃歌ではあるのだが、その分批判的な主張は弱まっていると感じる。
チャップリンが無声映画という制約の中で培った、動きや表情で愛嬌あるキャラクターを表現するという見せ方が、時折オカマが媚びているように見えてしまうのはこちらの問題だろうか?
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