劇場公開日 1995年10月28日

「強さとは母の愛情。」黙秘 ばさんさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5強さとは母の愛情。

2018年1月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

怖い

幸せ

ミザリーで有名になったキャシーベイツですが唯一無二の役者ですね。
最初の出だしは殺人の被疑者として登場した時は悪態もつく荒んだ母親と、そんな母に確執を持つ娘。
何がそうさせるのか、一体この母娘は寄り添う事が出来るのか暗い印象を与えつつ、次第に見えてくる結論までの過程がリアルにそしてゆっくりと解き明かされる手法がキャシーベイツの演技力と相俟ってあっという間にこの映画の虜になった。
さすがスティーブン・キングがキャシーベイツの為に書いた話だけある。毒々しいストーリーも軽妙なのに軽薄にならない監督の作り方と三位一体となって母娘の絆を見せてくれた。そして、スティーブン・キングは端役の出演者まで人格を持たせるのが本当に上手いなと思った一本です。

ばさん