「う~ん、ブロンソン」メカニック(1972) kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
う~ん、ブロンソン
簡単に銃で暗殺するのかと思ったら、ちょっと様子が違う。最初のターゲットである初老の紳士(笠智衆似)が済むアパートに忍び込み、ガスコンロに爆発するニトロ(?)を仕込み、紅茶を睡眠薬入りのものとすり替え、よくわからんが本にペースト状のものを塗りつける。そして向いのアパートからライフル銃で撃って自然なガス爆発を装って暗殺するのだ・・・回りくどい!
組織内でのアーサーの父親の友人でもあったハリー(ウィン)から依頼主の元へ行くと、ターゲットはそのハリー本人だった。葬儀の式場でハリーの息子スティーヴ(ヴィンセント)の素質を見抜き、そのまま殺し屋として育てることを決めたアーサー(ブロンソン)。セスナ操縦で感覚を磨き、空手や何やらで、とにかく色んな訓練をさせる。最初の仕事は豪邸に済むバイク野郎だったが、かなり目撃者を作ってしまい、ヤバいんじゃないかと思ったぞ。そんなこんなで勝手に弟子を作ったもんだから組織に怒られ、次なる仕事をもらったが、家に帰ると自分の写真が入った指令書を見つけてビックリしたアーサーだった・・・
ナポリでの派手なアクション。裏切りとかなんとか、よくわからんかったが、クルーザーや車を激しく爆破させる。崖から車を落としたところなんて金がかかってるなぁ~
See Naples and then die・・・あまり脈略のない諺で雰囲気を出してるけど、ストーリーは後半になるにつれつまらなくなってきた。クスリを盛られてアーサーはあっさりとスティーヴに殺されてしまうが、揚々と自宅(アーサーの家)に戻ったスティーヴが車に乗り込むと、アーサーの手紙が貼り付けてあった。それで、ドカーン!爆薬好きな殺し屋だったのね・・・最後まで。