ウィズのレビュー・感想・評価
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クィンシー・ジョーンズの映画として傑作だ。
マイケルジャクソンの映画を二本見て、低評価した事を反省する。
歌も踊りも凄い。
二番目に登場するブリキ男の動きは後にマイケル・ジャクソンが継承していると思う。右腕に巻かれた腕章は正にマイケルオリジナルで、色が違うだけ。
ブリキ男のいた遊園地はコニー・アイランドだね。
さて、ブルックリン橋(?)から、マンハッタンへ続く、イエロー・ブリック・ロードはワールドトレードセンターだ。鳥肌が立つ。
西の魔女を打倒した後の踊りは別撮りを合成しているが、長回しで迫力を消していない。
追記 千と千尋の神隠しってオズの魔法使いをリスペクトしているんじゃない。
追記 オール黒人キャスト?って思って、オール黒人キャストって所が良いが、何故?スパイク・ジョーンズ若しくはクィンシー・ジョーンズじゃないのか?ほぼ、クィンシー・ジョーンズでしょうが。アレサフランクリンの映画と同じで名前貸しはね!でも、クィンシー・ジョーンズの映画として傑作だ。
ソウル感たっぷりのミュージカル
当時から有名だったのですが、やっと鑑賞です。
かかしがマイケル・ジャクソンだったのですね。
びっくり!!
この当時なら、マイケルの”オフ・ザ・ウォール”や”今夜はドント・ストップ”で
毎夜毎夜、ディスコってました。
ダイアナ・ロスが若くてわからなかった。
オール黒人キャストでソウル感たっぷり。
楽しいオズの魔法使い!
ミュージカルが好き、ソウルミュージックが好きという人なら観ておくべき作品です
1978年10月米国公開
もともとは、ブロードウェイで1975年1月から上演されたミュージカルの大ヒット作です
原作はもちろんオズの魔法使い
これを当時のディスコソウルミュージックのブームに合わせて、出演者を全員黒人で公演しているところが最大の特徴のミュージカルです
ミュージカル界のアカデミー賞に当たるトニー賞を7部門も獲得していますから内容的にも、目の肥えたミュージカルファンにも認められた作品と言えると思います
それを映画化しようというのは、当然の流れと思います
むしろやらない方がおかしいくらいです
製作はモータウン・プロダクション
モータウンレコードは、「メイキング・オブ・モータウン」で描かれた通りデトロイト創業の会社でした
映画産業にも参入したいという目論見もあり1972年にロスに移転して来ます
No.1歌手のダイアナ・ロス主演で映画を早速撮り始めます
ビリー・ホリディ物語/奇妙な果実 1972年
マホガニー物語 1975年
など、まあまあのヒットにはなりましたが、レコードのように大ヒット連発とはいきません
そこでブロードウェイで大ヒットの本作なら、もともと黒人だけのミュージカルなのだから、モータウンならお手のもの
大ヒット間違いなし!
そういう算段であったと思います
監督はシドニー・ルメットを連れて来ます
当時もう巨匠の監督です
美術も衣装も惜しげもなく大金を掛けているというのが、映像から一目でわかります
当時、史上最高額の予算のミュージカル映画だったそうです
主演はもちろん、モータウンNo.1歌手ダイアナ・ロス
さらに若手のNo.1マイケル・ジャクソンをつけます
今でこそ泣く子も黙る彼ですが、ジャクソンファイブのチビちゃんから、ジャクソンズの青少年となり、本作出演時20歳
音楽監督には、クインシー・ジョーンズの名前もあります
彼ももう巨匠です
この布陣なら絶対に大ヒット間違いなし!!
当たらない訳がない
誰もがそう確信していたでしょう
ところが蓋を開けてみると、大コケしてしまうのです
理由はいろいろ考えられます
まず音楽です
まるで一昔前の感覚です
1975年のブロードウェイでみるなら違和感無いのかもしれません
しかし、公開の1978年は、世の中ディスコブームになっているのです
従来のモータウンなどのソウルミュージックですら古臭く感じられるように急速に変化していたのです
ことに、本作の前年1977年公開のあの「サタデー・ナイト・フィーバー」の大ヒット以降は、それ以前とは、全く世の中の音楽の嗜好が変わってしまったというほどの変化でした
ダンスもまた然りです
まるでウエストサイドストーリーの時代のダンスです
世の中は、ディスコミュージックの超人気テレビ番組ソウルトレインのスタジオで踊っているようなディスコダンスの時代に変わっていたのです
次に、ダイアナロスです
既に34歳、米国の美空ひばりみたいな大歌手です
誰も逆らえません
ドロシー役は少女の役ですとは怖くて言える人間はいなかったのでしょうか?
ブロードウェイの舞台では、1980年代に歌手として大ヒットを連発するあのステファニー・ミルズです
彼女は1975年のブロードウェイ初演当時18歳です
その役を劇中は24歳ということにして、34歳のダイアナ・ロスが演じているのです
いくら大スターといってもあまりに無理です、無謀です
第一ダイアナ・ロスの男勝りな性格と正反対の役です
因みにブロードウェイの舞台では、南の良い魔女
グリンダをディー・ディー・ブリッジウォーターが演じていました
この役こそダイアナ・ロスがするべきだったのです
彼女にピッタリな、彼女にそ相応しい役だったのに、どうしてこうなってしまったのでしょうか?
次に、マイケル・ジャクソン
彼を次代のスターとして、もっと大々的に売り込むべきでした
なのにあの変な顔のメイクでは台無しです
歌もダンスももっとみたいというファンが落胆したと思います
彼のアクトは今後の大活躍を十分に予感差せるものだったのにもったいない限りなのです
それでも、素晴らしいミュージカル映画であることは間違い有りません
ただ、時代とミスマッチしてしまったのです
急速なディスコブームで一気に時代遅れのミュージカル映画になってしまったのです
クインシー・ジョーンズなら、それくらいのことは見抜いていたと思います
しかしミュージカルの映画化である以上、大幅な楽曲変更は難しかったのだと思います
それでもいろいろ手を尽くした感はあります
ルメット監督は手堅くまとめていますが、彼らしさというものは感じられません
脚本も冗長で退屈です
ということで、結局本作は大コケしてしまったのです
巨額の予算を掛けた黒人主体の映画が大コケしてしまったのです
70年代は、低予算の黒人映画、ブラックプロイテーションというジャンルがあったのですが、本作の失敗によって息の音を止められてしまいました
黒人主体の映画が復活するのは、80年代のエディ・マーフィーの登場を待たねばならなくなったのです
では、21世紀に本作を観る意味は無いのでしょうか?
そんなことはありません
ダイアナ・ロスのしごき工場でのアクトは目をみはるものがあります
空飛ぶモンキー軍団のプロダクションデザインとアクション、ダンス
どれも本当に感嘆します
素晴らしいものです
ミュージカルが好き、ソウルミュージックが好きという人なら観ておくべき作品です
そして、マイケル・ジャクソンとクインシー・ジョーンズとの接点が生まれたのが本作であることを知って観るべきです
この二人の出会いによって、1979年発売の名盤「オフ・ザ・ウォール」が生まれるのです
つまり本作が無ければスリラーもなく、マイケル・ジャクソンがキング・オブ・ポップスの座につくこともなかったのです
その意味でも重要で意味も意義もある作品なのです
オール黒人キャストのオズ
30半ばのダイアナ・ロスがドロシーだ。これじゃオリジナルのジュディファンは怒り出すかもしれない。個人的には嫌いじゃないのですが・・・
しっかし、音楽と踊りがすごくいい♪音楽がなければ学芸会といった雰囲気なのですが、クインシー・ジョーンズの偉大さを改めて思い知った。
ドロシーが…笑
違う作品とわかってはいますが、ジュディガーランドの可愛らしい少女のイメージのあるドロシー役に、当時33、4歳のダイアナ・ロスは少し老けすぎに感じました笑
しかし歌唱力は文句ないです!
ソウルフルな感じの音楽にワクワクしました!
マイケルジャクソンが出てるのにもびっくり。
舞台で観たいもの
とんでもないものを観てしまったような気がしてならない笑
どんな映画なのかと思ってみると
愉快なミュージカル。
あ、ミュージカルの映画化なのかと気づく。
衣装、セットがとにかく面白い。
そして、音楽が楽しい。
舞台で観たかった作品です。
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