ミスター・ノーボディ(1973)のレビュー・感想・評価
全6件を表示
【「マカロニウエスタン」ブームの最後を飾った痛快作。レオーネ作品のパロディを散りばめたコメディタッチの仕上がりで、古き良き西部劇への郷愁も感じさせる作品。】
■アメリカ南西部の田舎町。かつては西部にその名を轟かせたガンマン、ジャック・ボーレガード(ヘンリー・フォンダ)は殺し合いに嫌気が差し、ヨーロッパで静かに余生を送ろうと考えていた。 ある日、彼の前に「ノーボディ」と名乗る謎の青年(テレンス・ヒル)が現れ、街の無法者の始末を持ち掛ける。 ◆感想 ・今作は今まで観て来たマカロニウエスタンの要素を上手く取り入れつつ、何処か飄々としたミスター・ノーボディが、伝説のガンマンの名をキチンと残す仕掛け(決闘で皆の前で殺す振りをする。)をしながらも、彼をヨーロッパに向かう船に乗せる様に計らうシーンであろう。 ・コミカル要素も満載だが、それがお笑いに流れる事無く、締める所はキッチリと締める作品構成も良い。 <今作は、ヘンリー・フォンダの独白や、剽軽で飄々としたミスター・ノーボディを演じたテレンス・ヒルの笑顔が爽やかな作品である。>
最後のマカロニ・ウエスタン
2021年1月17日 映画 #ミスター・ノーボディ (1974年)鑑賞 最後のマカロニ・ウエスタンと呼ばれている映画 イギリス、アメリカ、イタリアではマカロニではなくスパゲッティ・ウエスタンと呼ばれているらしい マカロニ・ウエスタンと名付けたのは #淀川長治 で、スパゲッティでは細すぎるからだとか
最高!!! きもちのよい映画。
こんないかした映画があったなんて! ラスト、教訓のようなものも出てきてジ~ンとなるけど、とにかく笑える。 その笑いが、とってもすがすがしい。アイデア満載。 物語も、先を読めぬ展開。ハラハラ、ドキドキ、かっこいいとしびれると(笑)。 緩急のリズムが見事。(映画の学校の解説にあるように、突っ込みどころはたくさんあるけど) そして映画を盛り上げてくれる音楽。ついこの間やっとアカデミー賞を受賞されたあの方。授賞式でも「この人が初っ?!!!」と驚いていたけど、本当になんでこれまで受賞していないんだ?とこの映画を観て思う。 そして景色。勇壮な景色、底抜けの景色、室内と観ているだけでもワクワクする。 役者も最高! ヘンリー・フォンダ氏の、最初のころとラストの微妙な違い。 ノ―バディは、どこかひょうきんな。今時のイケメンではないが、観ているうちに愛着を感じてくる。 『ノ―ボディ』このネーミングに込められた意味をあれこれ考えると、心に灯りがともったような温かさに包まれます。 でも、やっぱり、おっかし~いい(笑)映画です。
漫画的物語と登場人物
総合60点 ( ストーリー:60点|キャスト:65点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:65点 ) 映画『ワイルドバンチ』を撮影したサム・ペキンパー監督がいきなり埋葬されて墓になっていた。そして途中からはワイルドバンチという150騎の騎馬の一団が唐突に登場する。 そして名無しの男は早撃ちで、彼が銃を抜くときは撮影も早回しになるという反則技を使うので誰も彼の速さにはついていけない。彼の存在も性格も何かとひょうきんで掴みどころがない。そんな彼が活躍する本作品は物語も少年漫画的な娯楽的要素が強い。漫画を読んでいるような感覚で物語もひょうきんな演出も観れた。
かっこいい( ´ ▽ ` )
かっこいい!好き!( ´ ▽ ` ) エグくないハードボイルドとかマカロニウエスタンがなぜだか好き 青い目の早打ちガンマン大活躍♡ じいちゃんの教え 小鳥が牛糞で命拾いしてそれをコヨーテが拾い上げて…のくだりが👍🏻
原案はセルジオ・レオーネ
セルジオ・レオーネ原案、音楽はエンニオ・モリコーネ。 足を洗うつもりの早撃ちガンマンがヘンリー・フォンダで、若きガンマンに付きまとわられる。 ストーリーに関係のないシーンが多いのだが、モリコーネの音楽を楽しむ。
全6件を表示