「白黒作品だと思っていた」真夏の夜のジャズ sow_miyaさんの映画レビュー(感想・評価)
白黒作品だと思っていた
10月31日午後9時。何となくu-nextを見ていたら、懐かしいタイトルが出てきて、「今日23:59まで」とか書いてあるので、思わず鑑賞。
今作、大学4年の時、結婚前の妻との初デートで観た「ストレンジャー・ザン・パラダイス」と同時上映だった。もちろんリバイバルだと思われる。
当時はジャズもよく分からず、ほぼ徹夜の飲み会明けだったので、タバコの煙漂うミニシアターで、途中ウトウトしまくった記憶しかない。
改めて観てみると、ニューポートジャズフェスティバルと、ついでにヨットのアメリカズカップを描いたドキュメンタリーなのだが、結構演出が強い印象を受ける。特に、ジャズ演奏に合わせて、波紋を延々と映すとか、ヨットレースを挟み込むとか…。ニューポートの空気感と共に、「波紋はインプロビゼーションのメタファー? ヨットレースはセッション?」と思ったり、思わなかったり。
特定の演者をずっとアップにしている構図や、観客の抜き方もそれぞれ意図があるのでしょうなぁと思った。
それが何かはわかりませんでしたが。
自分の記憶の中では、今作は白黒だったのだけれど、4Kでみごとな色が付いていた。
「思い出はモノクローム」(by大瀧詠一)って名言ですね。
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