「「マディソン郡の橋」を観て・・」マディソン郡の橋 Ryoichiさんの映画レビュー(感想・評価)
「マディソン郡の橋」を観て・・
世界的ベストセラー小説の映画化。クリント・イーストウッドの監督・主演で、お相手はメリル・ストリープ。名作は観る度に目頭が熱くなる。
ここからはネタバレになるかも・・
舞台はアイオワ州マディソン郡の田舎で、時代は60年代か・・夫と子供は子牛の品評会に泊まりで出掛けて留守での出来事。
旅の途中のカメラマンで独身のロバートと、田舎で家庭を大切にする主婦フランチェスカとの出会いと別れの恋愛物語。
もう若くない中年の二人の純粋な恋愛感情と一緒になれない複雑な思いが交錯する。
ラストの夫の運転するピックアップトラックの助手席で、フランチェスカがドアノブに手を掛けるシーンは、何度観ても感じるものがある。
結局、僅か4日間の短い恋愛だったが、二人にとっては一生に一度の大切な想い出となる。
死後、フランチェスカは大切な想い出を子供たちに手紙で伝え、灰をマディソン郡の橋から巻いてもらう。ロバートも遺品と共に自分が撮影した写真集をフランチェスカに送る。
これは単なる不倫のドラマでは無く、一生に一度の想いを描いた名作だと感じる・・
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