「何度観ても面白い大傑作! カーアクション映画の永遠の金字塔的作品!!」マッドマックス2 Jettさんの映画レビュー(感想・評価)
何度観ても面白い大傑作! カーアクション映画の永遠の金字塔的作品!!
午前十時の映画祭14で鑑賞
本作の初公開1981年当時は中学生で、近所のお兄ちゃんたちが熱狂していて、自分もそれを聞いて親に連れて行ってもらったのを覚えています
以来、何度観ているか分からないぐらい観てますが、毎回ド迫力のカーチェイスやカークラッシュシーンに驚嘆し大興奮、必ず観てよかったなという爽快な後味で終わる名作
今回、そんな本作を約40年ぶりに劇場の大スクリーンで観ることができて、いつも以上に感動ひとしおで至福の時間を過ごせました
そして本作をあらためて観て思ったことですが、9年前にシリーズ4作目として公開され世界中が熱狂した「マッドマックス:怒りのデスロード(2015)」、その中で皆が一番引き込まれたのは荒野を貫く一本道を疾走する主人公達の乗るトレーラーに悪の一派がうじゃうじゃと群がり、その襲撃と攻防をひたすら描き続けるダイナミックなスペクタクル映像
そして、目的は違うにしてもやってる事はこの“2”も同じで、ローポジションでトレーラーや改造車と並走し画面いっぱいにアクションシーンを捉えるところやとんでもないクラッシュで大破する車の数々、そしてトレーラーと改造車の正面衝突で木っ端微塵になるド迫力映像、と“怒りのデスロード”の40年前に既に同じ事をやっているというのが驚異的で感動に値します
本作でトレーラーを運転するのは本シリーズの初期3作の主演としてマックスを演じたメル・ギブソンさん、若々しくてカミソリの様に鋭い目つきと荒々しさを全身で表現した雰囲気がめちゃくちゃカッコいいです
そして本作のもう1つの魅力はブルース・スペンスさん演じるジャイロ・キャプテンの存在
彼の目線という要素がカーアクションに空撮の要素をプラスしキャラクター自体も時にマックスを助け、時にストーリーを代弁するといったとても重要で魅力的な存在として描かれており目が離せません
さらにヴィランが2段階になっているところ
前半はモヒカンで見るからに凶暴そうなウェズがヴィランと思いきや、さらにその上のヒューマンガスというラスボスが出てきて、これもまた相当に強敵の様相を呈していて、グイグイ引き込まれました
と、本作をデビュー2作目にして完成させたジョージ・ミラー監督の力量に驚き、心から感心し、バイオレンスながら感動をも覚える、間違いなく世界中のアクション映画ファンが認める世界最高峰の大傑作中の大傑作です
今回の“午前10時”の1、2連続上映は良かった! 今作はTVでも繰り返し観てましたが、やっぱり観て良かったです、お情けで「サンダードーム」もしてあげても・・