「校長と結婚した人がいることが最大の謎」マチルダ(1996) movie mammaさんの映画レビュー(感想・評価)
校長と結婚した人がいることが最大の謎
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ロアルドダールの小説を沢山読んで育ちました。
マチルダは小さな大天才が映画になっていたなんて。
本を知っているから、マチルダ目線で見ると面白いのですが。
虐げてくる両親とおさらばして、学校で居場所を見つける、ハリポタに近い展開。
校長先生は本当に、ハニー先生の父親マグナス、つまり校長の夫の弟を殺害していたのだろうか?
マグナスは校長をアガサ、またははちぶんぶんと呼んでいたらしい。関係はそんなに悪くなさそうなのに何故?
財産目当て?
ヤリや砲丸投げ、ハンマー投げの練習を欠かさないのは何故だろう?
校長こそ、脅かされていた過去があり、守るために怪物並みに強くなったのか?などとも想像できる。
異様に子供達を憎むが、何があったのだろう。
ミセスというワードに嫌味と反応することから、夫からの暴力などがあったのだろうか?
ハニー先生とマチルダが、わかり合えるのはよくわかる。似た過去だから。
そして、校長もまた、愛されずに育った成れの果ての恐怖支配のように見える。
あんな恐ろしい学校に子供達を預けて気付かない他の親達も、FBIに追われるほどの悪事をしていないだけで世間に紛れる隠れネグレクト世帯なのではないかと。
最後に子供達が校長に、家から持ってきたお弁当の中身をぶつけるのは。食べ物を粗末にするのは頂けないが、子供達の親含む子供を大切にしない大人達への気持ちなのかなと。
「マチルダの両親は最後に良いことをしました。
マチルダの養子縁組の書類にサインをしたのです。」って、、実子のマチルダを手放すことに抵抗もなく、、悲しすぎる。
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