劇場公開日 1997年2月8日

「各々が違う幸せを。」マイ・ルーム なかじwithみゆさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0 各々が違う幸せを。

2025年10月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

たとえ体が思うように動かず、記憶がまだらになっても
一緒に光の行方を追って、その輝きを感じることが
できたら。
笑いあえたら。

本作はダイアン・キートンの映画なのでもちろん劇場でも観たしDVDも購入した。
でも辛い内容なので合計2回しか観ていない。
ダイアン・キートンにメリル・ストリープにロバート・デ・ニーロに、若く美しいディカプリオまで演技合戦しているのに、観るのが辛い映画なんて。
(問題になる前のミラマックス作品、攻めている。
こんな辛い映画を創れるなんて。
ある意味、凄い。)

久しぶりにダイアン・キートン追悼で観た。
直視できなくて我が家のワンコのハロウィン衣装の直しをしながら観た。
(今年の衣装はスーパードッグ「クリプト」の赤マントで映画『スーパーマン(2025)』のようにブイブイ活躍する予定である。)
だが、やはり後半は涙が止まらず鼻水も全く止まらず、
とうとうエンドロールが終わっても泣いていた。
さすがの演技人たちである。

胸にくる、とか、感動する、とか、
もう何か違う、
命の次元というか、せつない、とか、それだけじゃない
辛くて笑うしかない
という、やりきれなさに、
それでも生きている微笑んでいるというラストシーンを
忘れることができない。

なかじwithみゆ