劇場公開日 1987年6月12日

マーラーのレビュー・感想・評価

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2.5繊細な芸術家の心情の映像化

2023年7月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

難しい

ロバートパウエル扮するユダヤ人グスタフマーラー博士は、ウィーンオペラを追われ妻とともに列車の旅に出ていた。マーラーは不機嫌だった。

作曲家マーラーの名は知っているが正直曲は判らない状態で、ただマーラーを大好きな会社の同期がいたなと言う理由だけで観てみた。

浮気気味の妻とは別れてはないものの冷え切っていたのかな。様々な 事を思い出しながらの展開だったね。子供たちには素直に接していた様だ。いずれにせよ繊細な芸術家の心情の映像化は難解だね。交響曲10番を書くことが大変だと言う事は分かったよ。

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重

4.0音楽 と 映像

2020年9月14日
Androidアプリから投稿

パーシー・アドロンは〈マーラー 君に捧げるアダージョ〉で マーラー × アルマ × グロピウスの三角関係を主に取り上げているが
ケン・ラッセルは マーラー × アルマ × マックス・ブルクハルト(ブルグ劇場監督)の関係と列車の進行を絡めている
そして同時にマーラーは人生を回想するが そこに悪夢や妄想も加わる

彼が恐れる 第九の呪い(ベートーベンの呪い)や コジマ・ワーグナーの音楽界における影響力、反ユダヤ主義、彼の改宗などが面白おかしく描かれている

クラシックファンには 特に使用される曲と監督のイメージする映像の組み合わせが面白いのではないか

アドロンもラッセルも〈表現の自由〉を禁じられたアルマに同情的だが、この映画では作曲家たちの過酷な人生も取り上げている
(フーゴ・ヴォルク、弟オットー… )

マーラーの人生が 肩ひじ張らずに理解出来る
ラストも不幸を暗示させるが 彼の心が一つの結論に達し、暗くはない

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jarinkochie