マーキュリー・ライジングのレビュー・感想・評価
全8件を表示
サスペンス部分よりも、子供との交流が見所
クライムサスペンスとしての緊迫感はそれなりにあって、最後まで飽きずに見ることができたが、そもそも9歳の自閉症の子供(暗号を解読できる特殊能力があるが)が国家の機密情報システム「マーキュリー」の暗号コードの解読ができてしまうこと自体がちょっと嘘っぽい感じがする。しかも、解読されたことによってその子供を殺そうとすることも理解できない。
それよりも、両親を殺されてしまった子供への憐憫の眼差しを向けるブルース・ウィリスに感情移入すると、グッとくるものがあり、この映画の別の面の良さがわかってくる。冒頭、おとり捜査で犯人の子供が警官に殺されてしまうシーンが何度かフラッシュバックするのも、その面を強調するためだろう。最後、施設にいるその子供にブルース・ウィリスがパズルをプレゼントするが、目をそらすその子供に、「私を見て」と言ったら、彼を見てハグするシーンは感動的だ。
<気になった点>
・冒頭、自閉症の子供の両親が簡単に殺されてしまうのはかわいそうだ。父親の方は「ファーゴ」で、主人公の女警官の夫役だった人?
・最後にステイシーが車に乗っているシーンが出てくるが、ブルース・ウィリスと付き合っているということか?いまいち曖昧だ。彼女が見つめるビルが、自閉症の子供が学んでいる施設のようであるが(彼がプレゼントを渡しに行く)、そのビルに入ろうとするシーンも撮っていれば、付き合っているのがはっきりと想像できたはず。あるいは、二人がその車に乗っていて、ブルース・ウィリスが降りてくるシーンもあればよかった。映画的には彼女とのハッピーエンドより、自閉症児との交流を優先したかったのかな?
・ステイシー役の女性は、のちに「ゴーン・ガール」で女性警官役だった人ですね。現場検証時でも、常にコーヒを飲んでいたのが印象的だった。
・音楽がいいなと思っていたら(特にちょっと感傷的シーン)、あとでクレジット見たら007シリーズのジョン・バリーだった。まだこの頃も活躍していたんですね。
物足りないかなー
微妙。
昔見た事あるんだけど、全く記憶にないのでもう一回見てみた。
少年の暗号解読能力をもっと活かしてほしいな。
物凄い能力を持っていながらその能力の凄さが伝わってこない。
また、NSAが本気で暗殺しようと思っているとは思えないほど間抜けだ。。
ブルースウィルスも過去のトラウマがあるにしても
自分一人で少年をいく当てもなくうろうろしてたら
いつ殺されるかわかったもんじゃない。
もう少し、そうせざるを得ない状況を作ってくれないと、
FBIがあまりにも無能集団に思えるし。
最後FBIにクロドーが乗りこんでブルースウィルスの上司に交渉に来たのも
分からんし。。タイプライターのカーボンがあることはわかってるんだからさ、
説得なんかできる分けないじゃん。
アクションも大したことないし、マーキュリーの陰謀も大したことないし。
なんか文句ばっかりになっちゃった。
でもブルースウィルスは好きだから★3つ。
ドキドキハラハラ
世界最高と謳った暗号をサバン症候群の自閉症の子供がうっかり解読してしまい、家族全員を抹殺。
その子は、その暗号を作ったNSAの諜報員達に追われる羽目に。しかし、違和感を感じたFBI捜査官(ブルースウィルス)が必死に辛うじて理解者(味方)をつけ、何とかその子を助け終える。
よくあるパターンだが、面白かった。
やわな暗号
原作ではサイモンは16歳だが子供の方がテンションを張れるので設定をかえたのだろう。発達障害者の中に稀に特殊能力者が存在することは事実だが暗号技術も進化しており文字列のパターン解読で瞬時に解けるレベルではないだろう、無理を感じたのか翌年の「シックスセンス」の子供は霊能力と理屈抜きに変っている。「ダイハード4」では天才ハッカーのおたく青年がアナログの権化のブルース・ウィルスと組んで大活躍しているからその線でも行けたかもしれない。
か弱い子供相手なので敵も小ぶり、NSA対FBIというほどの組織対決でなく保身に走るエリートの暴走事件にしたので守り切れたのだろうが子供の動きが読めないし用心棒のブルース・ウィルスも頼りないのでハラハラ感はある。
マーキュリーライジング
微妙だった!
腕利きの傭兵あっさりガラスで死んだのがっかり。
ステーシー全然関係ないのに変なこと絡まれすぎ。だったらブルース・ウィリスと恋になるとかあってもよかったな。
まあまあだった
敵が殺人のリスクを考えずにやたらと殺しに来るのがバカっぽかった。こっそりやるべきなのに大事件化させてどうするのだ。
重要な暗号をパズル雑誌に掲載する意図もさっぱりわからない。回答しても全員が連絡するわけでもないだろうし、何がしたかったのだろう。
事件に巻き込まれる親切なお姉さんが、気の毒だった。
全8件を表示