ポルターガイスト(1982)のレビュー・感想・評価
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ホラー映画と言うよりエンターテイメント・スピルバーグ映画
1982年に公開された、言わずと知れたホラーの名作。
怪奇現象を扱った“オカルト”の部類に入るのだが、「エクソシスト」「オーメン」のような本格オカルト・ホラー色は薄い。
当時の最新SFXを駆使したSF色の強いスピルバーグ映画として見るのが正しい。
スピルバーグはプロデュースと脚本を務めているのだが、平凡な家族を軸にした物語(例「E.T.」)、何気ない日常の積み重ねの中に唐突に起こる事件(例「JAWS」「未知との遭遇」)、そして叩みかける見せ場の連続(例「レイダース」)…もはやスピルバーグが監督と言ってもイイくらい。
ジェリー・ゴールドスミスの音楽も何処となくジョン・ウィリアムズ風だ。
しかし、監督トビー・フーパーも黙っちゃいない。
スピルバーグ・タッチの中で驚愕のグロい顔面崩壊シーン。
トビー・フーパーここに在り!と感じたホラー・ファンも多いのでは?
正直、それほど“怖さ”は感じなかったが、“雷”や“怪物のような大木”や“不気味な顔のピエロ”のショットは印象深い。
子供にとって、そういうのは怪奇現象より怖いのだ。
スピルバーグ×ホラー=SF
旧年代のホラーの傑作(当時)
懐かしくてつい観てしまいました。29年前の作品としては相当なSFX技術を使った驚くべき作品だったと思います。当時主役の女の子が急死して話題を醸した作品ということだけ覚えていましたが、今見ると途中でなんとなくユーモラスな感じを受けてしまいます。思い返せば特撮の技術が全てバックトゥザフューチャーなんです。それでも最後に家が崩れてゆくシーンは今でも凄いと思いますし当時すごーく頑張ったんだなと思ってしまいました。ストーリーは昔の墓地を振興開発した際に墓石だけ移して遺体を移さなかった為に霊が家に住み着き幼い娘を異次元に連れ去るという物語。すでに怖さを極限まで作りこんだ作品も多々ある今日、怖さを全く感じずに、ホラーの作品慣れした家族は古い~と笑っていました。懐かしさに見直すのもいいかもしれません。
幸せな家族を襲う騒霊の恐怖
スティーブン・スピルバーグ製作総指揮(実質的には監督?)のホラー映画の傑作です。
ある平凡で幸せな家族を襲うポルターガイスト(騒霊)の恐怖を描いています。
古い映画ではありますが、当時としては最新の特撮技術を駆使して、恐ろしい悪霊を表現しています。
勝手に椅子が動いたりする現象に最初は興奮していた家族に、悪霊が牙を剥く過程が恐ろしいです。
巨大な木に襲われる息子。
そして、あの世とこの世の境目に連れ去られる娘。
何とか娘を取り戻そうと奮闘する両親。
後半に出てくる霊媒師の活躍をもっと見たかった気がしますが、
トータルで見ると、かなりの良作だと思います。
後半のドンデン返しもなかなかです。
最初に観たのは子供の頃でしたけど、
テレビの砂嵐が怖くなりました(笑)。
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