「子供の頃に観て印象的だったのは、ベン・ハーがガレー船に送られる時に...」ベン・ハー(1959) ナイン・わんわんさんの映画レビュー(感想・評価)
子供の頃に観て印象的だったのは、ベン・ハーがガレー船に送られる時に...
子供の頃に観て印象的だったのは、ベン・ハーがガレー船に送られる時に「その男には水は与えるな!」「与えるなと言っただろう!」と言った後にナザレのイエスの顔を見て何故かうろたえるローマ兵士の表情。
そして牢獄に何年もいた母と妹が癩病(らい病、ハンセン病)だと判明するシーンが残酷過ぎて怖くて悲しくて泣きそうになった。
凄いのはガレー船のシーンと、やはり戦車競走であり、ベストシーンは今も昔も変わらない。
主人公はジュダ=ベン・ハーだが、同じ時代に家具職人の別のユダヤ人がいて その人物にもスポットを当てるのだが顔を映さない演出は素晴らしい工夫だと(今でも)思います。
アクションシーンでは 子供の頃「あっ 一人死んでしまった!」と思ったもんだ。見事なスタントと編集技術。
多分 テレビ放送で2回、レンタルで1回、その後「午前10時の映画祭」で観た。今回の「午前10時の映画祭 15」だと12年振りらしく、なので12年振りに映画館で観たのだろう。
早めに行ったので1本の映画の為に5時間近くも劇場に居た事になる。
《メモ》
・70mmフィルムのアナモフィックスレンズ撮影。
・イタリアのチネチッタ(Cinecittà:ローマ郊外エウローパにある映画撮影所)で撮影。
・セルジオ・レオーネがセカンド監督。
・ヤキマ・カヌートがスタント・コーディネーターか?
・今作が3回目の映画化。(1、2回目はサイレントで2016年に4回目の映画化)
・キノシネマ天神は4Kプロジェクターではない。
・212分 + 休憩10分 = 222分
・相変わらず序曲中は真っ暗
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