ヘルレイザー3 ヘル・オン・アースのレビュー・感想・評価
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この映画だけを見ても趣旨は理解しがたい
今年27本目(合計1,119本目/今月(2024年1月度)27本目)。
シネマートでやっていたので見てきたのですが、放映順番がバラバラで(ただこの点は、シネマートが入っている施設の「営業時間」の関係があるので仕方がない)、どうにも理解しがたいというのがあります。
この手のいわゆる「復刻上映」の場合、参考になるヒントが少ないのでここの予告編や、映画館(シネマート)の予告紹介などを見ていくのですが、いかんせん古い作品であること、放映順番がバラバラであることなどあいまって(映像自体はかなりきれい)、ストーリーの趣旨が理解しがたいという点があります。
かつ、古い映画のリバイバル(リマスター)上映なので、映倫の指定なども当時のもので、ここによると「指定自体が存在しない」のですが(指定自体がないというのは今でいう一般指定のこと?)そう思ってこの映画を見ると「特定の行為を想定するシーン」でモザイクかぼかしかがかかるシーン(そのあとに顔の彫刻を見るシーン)があり、「何を見せられているんだろう…」という「謎の虚無感」が結構あります(この「ぼかし表現」は4にはなかったはず)。
ストーリーも理解が難しいので何がネタバレで何がネタバレでないのかという把握自体が無理で、よってストーリーの紹介もしがたいのですが、上記のような事情があるので(なお、「特定の行為」を想定するシーンにぼかし等かかっているだけで、残酷なシーンほかの描写はほぼ見られない。現行基準でみてもせいぜいPG12程度)、まぁしいて言えば「ポップコーン等はあまり持ち込みにおすすめできない」といったところです。
どうしてもミニシアター中心であること、そしてシネマートはもともと韓国・中国(台湾)映画がメインなので本映画の放映は「おまけ程度」なのですが、できればどのミニシアターでもよいので「順番通りに見たかった」というところです。
採点に関してはこうした問題点(ストーリーの趣旨がわかりにくいほか)はあるとしても、この時代の映画のお作法や映画の作り方、ストーリーの「お約束」など現在と違う点についてうかがい知ることができるという点では貴重な作品で、古い作品であるが故に「わかりにくい」という点は「映画側の帰責事由」ではないので(映画作成サイドが30年もあとに放映されることを「最初から」想定しているとは思えない)、減点なしにしています。
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