「セノバイト」ヘル・レイザー kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
セノバイト
80年代のスプラッター・ホラー映画は興味深い。レンタルビデオを借りて見まくっていたあの時代が懐かしい。その中の一作。グロテスクな人体模型のような造形はCGの無い時代にあって最高峰の出来映え。4人の魔道士(セノバイト)の中でもピンヘッドが有名だけど、他も負けてはいない。
今からすれば大したことないけど、気持ち悪さは小動物や昆虫にまで及ぶ。エロスを求めながらも苦痛しかもらえなかったアホなフランク。どれだけ弟を憎んでいたかがわかると面白いのだが、彼の姪にあたるカースティ(アシュレイ・ローレンス)が可愛いから許す。
それにしても苦痛を乗り越えたら本当に快楽がやってくるのだろうか?腐敗した身体から逆に人間に戻るという発想も大したもので、血液の逆流なんかにも現われていた。カースティが謎の男に付きまとわれていたけど、ラストで納得。彼女にしてみれば偶然箱を開けただけなのに、ここまで被害を被るとは・・・
魔道士たちの痛みはどのくらいなのだろう?というか、そんな苦行に意味があるのか?と、おバカさ加減も大好物なので次回作も楽しみ。
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