劇場公開日 2023年12月8日

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「色々と大好きな魔界召喚系映画」ヘル・レイザー カツベン二郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0色々と大好きな魔界召喚系映画

2023年12月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

4Kリマスターだが4K対応していない劇場wで30数年ぶりに鑑賞。
この後シリーズを連続で上映との事で「ヘル地獄」と銘打っており、同じ言葉を2回重ねるセンスはさすが。

人によっては悪魔にでも天使にでもなるとのたまいつつ、どう見ても悪魔系の魔導士達はホラー映画史に燦然と輝く強烈な造形の名キャラクターだが(特に歯カチカチは秀逸)、それぞれ特に名乗るわけでもなく、何かするわけでもなく、フランクが現世に復活したことにも全く気付かず、それを教えられても嘘だったら許さんと、自分たちで確認する術さえ持っていない。
またパズルボックス次第で地獄から現れたり戻ったりとなんか忙しかったりする。

CGがなかった当時、低予算で手作り感満載のB級ホラー映画だが、復活したフランクが徐々に肉が着いて人っぽくなって行く様は本当に素晴らしい特殊メイクで見るたびに感動させられる。(決してハリポタのヴォルデモートと比較してはいけない)

原作と監督が同一人物(クライブ・バーカー)であるため、頭の中で考えていた世界観をしっかりと形にできた良い例だと個人的には思っている。

カツベン二郎