「出演俳優は女性のみ」ペトラ・フォン・カントの苦い涙 talismanさんの映画レビュー(感想・評価)
出演俳優は女性のみ
オゾンの「苦い涙」ではメノーシェの演技とお着替えと涙と可愛らしさと沈黙助手カールから目が離せずたっぷり楽しめて笑えた。今作は少し重く感じた一方で、男を一人も出さなかったことにファスビンダーあっぱれ!と思った。
助手マレーネの一挙一動、ちょっとした表情と歩き方がよかった。オゾンもファスビンダーもペトラ/ペーターと助手との関係性は絶対に外せないキモだ。
ペトラは35歳設定、オゾンのペーターはもっと年上設定だったことが関係あるのか、それとも恋愛関係が女同士なのか男同士なのかで私はなんかバイアスを持ってるのか、考えこんでしまっている。
オペラ「ラ・トラヴィアータ」でアルフレードが恋心を歌う箇所が最後に流れたのはとてもよかった。結局、私はファスビンダーと彼を敬愛するオゾンの手のひらで転がされている観客なんだろう。それがでも嬉しい。
コメントする
りかさんのコメント
2024年6月1日
共感たくさんありがとうございます😊ビックリ‼️です。
本作なるほど、私も言われてみれば、でした。
わかりにくかったです。マレーネも一言も喋らず、
出て行く時の様子がそれまでと違い、本心は?ですね。
琥珀糖さんのコメント
2023年11月6日
こんにちは
出演者は女性のみ
気がつかないで観てました。
ファスピンダー監督さんは、全く知らない方で、
女性なのかしら?と思って観てました。
早く亡くなったんですね。
ミカさんのコメント
2023年7月10日
ペトラはセックスよりもセックス 抜きのコミュニケーションを求めていた感じがしましたね。それを知り合ったばかりの女性に求めるのも、孤独が深いのではないかと思いました。