ペイルライダーのレビュー・感想・評価
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スピリチュアル西部劇
村娘の祈りの直後、灰色の馬に乗ってどこからともなく現れた神父。
地獄から来た正義の死神?って感じでした。ケリをつけに生き返ってあの場所にやって来たのでしょうかねぇ。不思議なパワーを持つミステリアスなガンマンでした。
西部劇は勧善懲悪に限ります(´∀`)。たまに当たってしまう、悪事の限りを男のロマンとするような作品ではないのでホッとしました。
戦闘能力と神父の服装で村人の信頼を獲得し、甘いマスクで母娘のハートを盗む(^_^;)。あんなに渋くて格好良い神父兼ガンマンがいつまでも町にいたら、女性達の心は乱れ、Barretも他の男性陣も、おちおちしていられません(^^)。
"How much is it worth to have a clear conscience?"
"We owe ourselves more. If we sell out now, what price do we put on our dignity next time?"
不自然なシーンが多すぎ
ガンマンが活躍する西部劇です。 有りがちな凡作です。 斬新さも独創性も頭脳戦も何もなく、 ただ [銃の扱いがうまい人が活躍する話] です。 西部劇が好きな人には楽しめるのでしょうが、 私には無理でした。
西部劇をみていて いつも思うのは、 そのルールが理解できないことです。 保安官は存在するものの、 腐敗していて、 悪党に買収されています。 当然、 悪党は、 暴行、 器物破損、 レイプ、 など好き放題です。 その為、 完全な治外法権に見えますが、 なぜか殺人だけは恐れます。 この基準が理解できません。 そのため、 みていても理解不能です。
また、 理解できないシーンも多かったです。 主人公が窓に背を向けて座っていたので、 悪党たちが一斉に店に入って銃を乱射しました。 しかし、 なぜか主人公は座っていません。 別の場所から現れて反撃します。 窓のシーンから、 悪党が入るシーンまで、 長くても 0.1 秒です。 その間に瞬間移動したのでしょうか? このような不自然なシーンが多すぎて、 視聴者は不満や疑問をつのらせます。
真冬のイーストウッド
「シェーン」もどき
総合60点 ( ストーリー:55点|キャスト:70点|演出:70点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
無法者の権力者がいて、困っている金採掘をしている集落があって、そこに凄腕の男が現れて戦うという、あれふれた定番の西部劇で、「シェーン」にも似ていて新鮮味はあまりない。
どうにもわからないのはイーストウッド演じる牧師は何故彼らを助けたのかということ。「シェーン」では家族への親愛というか愛情が動機として感じられたが、この作品では何がきっかけで彼は関係のない集落のためにここまでするのかがわからないままに話が進むのはどうにもすっきりしない。
しかし金採掘の集落の暮らしの描写が視られたのは良かったし、登場人物と演出は悪くなかった。
蒼ざめた馬に乗る者の名は「死」
少女が黙示録の一節を唱えた時、牧師の姿をしたイーストウッドが現れ、死神の如く悪党に天罰を下す!
本作は正統派ウエスタンと言われ、流れ者が困っている人たちを助け、町を去っていくというオーソドックスな展開ながら、実はかなりの異色作。
主人公はプリーチャー(牧師)と呼ばれ、名前も無く、背中には6発の銃弾の跡が。
更に、姿が見えたと思ったら次のカットではそこから消えているシーンが多い。
そして、村人を皆殺しにするために雇われた保安官ストックバーンが、牧師を見た時に「なぜ生きてるんだ!?」と顔を引きつらせ、背中の銃痕と同じ6発を食らい死んでいく...
主人公は人間なのか!?過去にどんな因縁があったのか!?明確な説明が無いところが神話チックで面白い。
ストーリーとラストが「シェーン」のパクリとも言われているけど、「シェーン」のオマージュであり、自作の「荒野のストレンジャー」のリメイクにも感じます。
こちらも、無法者たちに殺された保安官が、亡霊となって町に戻ってくる、異色系ウエスタンとしてオススメ!
あまりにも直球な西部劇
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