「蒼ざめた馬に乗る者の名は「死」」ペイルライダー たぁ〜ちぃんさんの映画レビュー(感想・評価)
蒼ざめた馬に乗る者の名は「死」
クリックして本文を読む
少女が黙示録の一節を唱えた時、牧師の姿をしたイーストウッドが現れ、死神の如く悪党に天罰を下す!
本作は正統派ウエスタンと言われ、流れ者が困っている人たちを助け、町を去っていくというオーソドックスな展開ながら、実はかなりの異色作。
主人公はプリーチャー(牧師)と呼ばれ、名前も無く、背中には6発の銃弾の跡が。
更に、姿が見えたと思ったら次のカットではそこから消えているシーンが多い。
そして、村人を皆殺しにするために雇われた保安官ストックバーンが、牧師を見た時に「なぜ生きてるんだ!?」と顔を引きつらせ、背中の銃痕と同じ6発を食らい死んでいく...
主人公は人間なのか!?過去にどんな因縁があったのか!?明確な説明が無いところが神話チックで面白い。
ストーリーとラストが「シェーン」のパクリとも言われているけど、「シェーン」のオマージュであり、自作の「荒野のストレンジャー」のリメイクにも感じます。
こちらも、無法者たちに殺された保安官が、亡霊となって町に戻ってくる、異色系ウエスタンとしてオススメ!
コメントする