「強烈な反戦メッセージが込められた物語」ヘアー pekeさんの映画レビュー(感想・評価)
強烈な反戦メッセージが込められた物語
「午前十時の映画祭」で鑑賞。
ほとんど内容を知らずに、そしてあんまり期待せずに鑑賞しましたが、いや~素晴らしかった。
序盤からは想像もできない展開にこころ震え、タイトルの意味するところがあきらかになり涙しました。
圧倒的な歌唱、ストーリーの疾走感、ぶっ飛んだ感じ、エナジー、ボルテージ……。
音楽とダンスだけでも鑑賞の価値ありです(演奏は、ベースとブラスがとくにカッコよかった)。
冒頭の“アクエリアス”のシーンと、社交界のパーティーの場面が圧巻です。それから大勢のエキストラをつかったビル街でのシーンも印象的だった。
さいごのオチは少しイージーな気がして「この結末どうなん」と頭に疑問符が浮かんだけれど、これはよく考えると、誰もが犠牲になり得る戦争の残酷さをあらわしたのかもしれないなと思い至りました。
全編にわたって若者へのあたたかい眼差しが感じられる、熱き友情の物語。
そしてこれは強烈な反戦メッセージが込められた物語です。
ほんとうにいい作品でした。
またひとつ大好きな映画ができました。
追記
機会があれば、ぜひ舞台も観たいです。
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