「若い頃はあんなにワクワクしたのに…」プロフェッショナル(1966) KENZO一級建築士事務所さんの映画レビュー(感想・評価)
若い頃はあんなにワクワクしたのに…
昨年TV鑑賞した「エルマー・ガントリー」と
同じリチャード・ブルックス監督の作品とは
知らずに再鑑賞していた。
また、映画とはその鑑賞のタイミングで
随分と印象が異なるものだと
改めて思い知らされた。
故郷の映画館で最初に鑑賞したのは
まだ10代の頃だったと思うが、
色々な分野のプロが結集しての救出劇に
ワクワクして観た記憶が残っていた。
しかし、何10年ぶりに観直して
展開上のアラばかりが気になり、
その一つ一つをここに記載出来るほど
少なくはない残念な作品に感じた。
例えば出来の良くない回の「スパイ大作戦」のような御都合主義的な設定・展開と
言ったら良いだろうか。
アカデミー賞の監督・脚色賞や
ゴールデングローブ賞のノミネート作とは
驚かされるばかりだった。
「エルマー…」と同じバート・ランカスター
主演ながら全くジャンルの異なる作品だが、
共に映画作品としては演出の上手さを
感じられない監督に感じる。
「冷血」「ミスター・グッドバー…」等
まだまだ鑑賞の出来ていない
ブルックス監督作品だが、
あまり優先順位は高くないかなとの
イメージが残ってしまった。
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