「私はエイリアン派だが」プレデター Minaさんの映画レビュー(感想・評価)
私はエイリアン派だが
「エイリアン」に比べればB級感がある本作だが、アーノルド・シュワルツェネッガー主演で、ジャングルで超ハイテク技術を持つ正体不明の化け物と戦うなんて、男子なら大興奮間違いなしの映画だろう。プレデターは1人、決して宇宙船が攻めてくるなどの派手なシーンは無いが、身体を透明にし、カモフラージュをすることができるなどの装備で十分にハイテク技術のある相手だとすぐに分かる。それでも屈強な男達が立ち向かう様は格好良く、感情移入できるシーンもきちんと用意されている。
また、プレデターは儀式やしきたりなどを大切にしているエイリアンであり、素手で戦おうとする相手には素手でその戦いに挑む。ただ単に「知性」だけではない素晴らしい種だと思う。マスクを取るとおぞましい顔だが、プレデターの考えや行動はなかなか好きだ。
現在は様々なタイプのエイリアンが様々な方法で地球にやってくるが、個人的に87年製作の本作だけが唯一と言ってもいい程敵であるエイリアンに好意を抱いてしまっている。
今は技術も進んで最新作が製作されているが、こうやって第1作が良すぎると後が大変だろう。制作陣も様々な工夫を施すが、やはり最初のインパクトに勝るものは無いと思う。
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