劇場公開日 1975年11月29日

フリックストーリーのレビュー・感想・評価

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3.5アラン・ドロンvsジャン=ルイ・トランティニャン

2023年1月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アラン・ドロンvsジャン=ルイ・トランティニャンのぶつかり合い、奇妙な友情らしき感覚を描いたドラマ。 具体的な日付も語られており、実際に36件の殺人を犯したフランス犯罪史上凶悪な犯人と刑事の実話らしい。 国際警察のボルニッシュ(アラン・ドロン)は恋人カトリーヌ(クローディーヌ・オージュ)との結婚を控え、ビュイッソン(ジャン=ルイ・トランティニャン)なる凶悪犯が脱獄したため、上司から逮捕を最優先するよう指示されたボルニッシュ刑事。 刑事が捕まえようとしても、自分がハメられたと思った相手を次から次へと射殺する脱獄囚なので、連続殺人しながら逃走する犯人の手がかりが次々と途絶え、更に次のチャンスを探して狙う刑事の追跡劇が様々なシチュエーションで繰り広げられる。 そうした逃走&追跡ドラマの背景で流れる音楽が印象的で美しい。 この映画を観終わってから「いったい何人が殺されたのか?」と気になるが、もう一回観る気は起こらない。 観たばかりで物語も映像も鮮明なので……(笑)

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たいちぃ

3.5地道にしつこく努力していく

2013年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

総合:70点 ストーリー: 70 キャスト: 75 演出: 70 ビジュアル: 65 音楽: 65  刑事の仕事は地道で地味なものの積み重ねという。アラン・ドロンがその魅力を前面に押し出すのではなく、こつこつと地味な仕事もこなしつつ相手の取調べで脅したり取引したりしながら地道に情報を得て捜査を進展させていく。そういうことが下地にあるから犯人にたどり着く可能性が出てくるのだというのがわかる映画。結局犯人を追跡して取り押さえるのは最終段階に過ぎない。  失敗しても忍耐強く努力を重ねる姿は今までのアラン・ドロンらしくないかもしれないが、こういう刑事像は実話を基にしているだけあって現実味があって玄人好みだと思う。最後に犯人との過去と関係を振り返るのも楽しめました。

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Cape God