「意味の無い代理戦争…」プラトーン 777さんの映画レビュー(感想・評価)
意味の無い代理戦争…
ベトナム戦争とは何だったのか?
第二次世界大戦後、アメリカと西欧州の「資本主義」と、ロシアがかつて
作っていたソビエト連邦と東欧州の「共産主義」との対立。
東西冷戦構造から始まった…
1950年代、実際にアメリカと旧ロシア連の戦争が始まれば
第三次世界大戦となり、世界の破滅の危機が現実に近かった…
そこで起きたベトナムの内戦…南ベトナムのアメリカが支援する側と
旧ロシア連と中国が支援する北ベトナムの側の対立。
つまり第三次世界大戦を起こさない、代理戦争としてベトナムは使われた
のである…
世界で強国の政治家、時の権力者のパワーバランスの為、
当のベトナムで戦う若き兵士達は、戦争の本当の理由も分からず、
まるで犬コロの様に殺されていく…
そういう意味では米軍も被害者となるが、何より一番の悲惨な
被害者は、現地の農民達だ。
アメリカや旧ロシアの指導者の名前すら知らないのに、
銃で撃ち殺されたり、拘束連行されたり、村が焼かれたり…
そのベトナム戦争も50年近く前に終わった…
現在、これを書いている2024年11月の今、世界で2つの大きな戦争が起きている…
第三次世界大戦が、いよいよ現実味を帯びてきている…
世界戦争になれば、確実に世界核戦争になる…
「日本被団協」がノーベル平和賞を受賞したが、なぜか受けた日本国内で
「世界から核兵器を無くせ」という主だった動きは見られない。
実際に第三次世界大戦が起き、世界核戦争と体験しないと、その恐怖や愚かさを
理解できない世界の者達ならば、あまりに悲劇だ…
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