ブラックホールのレビュー・感想・評価
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約40年前の公開時には最先端のSF映画という宣伝で鳴り物入りで公開されたが今観ると(当時として)良くできている部分が半分、時代遅れで且つダメな部分が半分ずつくらい。
①恐らくこの映画で最も傑作の部分は映画が始まって直ぐのところ。何せスマホが壊れたかと思ったもの。映画『ブラックホール』の始まりとしては何ともピッタリのオープニング。②当時ブラックホールの存在が沢山の人の知るところとなり、一種「ブラックホール」ブームの中で製作された映画なので、この40年の間にブラックホールの研究がかなり進んだため今の目で観ると次第遅れの部分もあるが、当時の製作時の時代背景さえ理解できていればそれなりに楽しめる。③宇宙船シグナル号のビジュアルやブラックホールの映像は今観てもなかなか綺麗。逆に登場するロボットはデザインも動かし方も幼稚でひどい。二年前に公開された『スター・ウォーズ 新しい希望』な方がロボットの動きはもっとスムーズであった。④イベット・ミミューはもう当時では結構オバサンの歳になっていたイメージがあったし、、何故彼女がヒロイン役?と思っていたが、なかなか綺麗で魅力的だったのに少し驚き。⑤ビンセントというロボットが大活躍するが、日本の子供向け特撮ドラマに出てくるようなちゃっちいデザインでせめてRD-2くらいのセンスが欲しかった。⑥マクシミリアン・シェル扮する博士がマッド・サイエンティストなのは初めからまるわかりで、さて皆がいつ正体に気づいて逃げ出そうとするか、いつ博士が正体を現して皆を閉じ込めるか殺すかするか、がサスペンスの中心となるが、ディズニー製だからか結構のどか。それでも博士がいよいよブラックホールに突入するまでは何とか見ていられるがそこからは酷い。逃げる途中での敵ロボット達との戦いは特撮技術の酷さと相まってTVドラマのレベル。流星群に襲われて壊れていく宇宙船内部の有り様も如何にも作り物ぽくって興醒め。⑦あと、意味がわからんシーンが多いのも欠点。ラストシーン、ブラックホールに飛び込んだ後のシーンは最たるものだし、
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