ブラック・エースのレビュー・感想・評価

B級映画の良い所は、監督がやりたい事をとことんやれる所だと思います。拘っているな、と思えること。肉の描写や逃走からの車が破壊されていく所など、観ていて嬉しくなります。
個性派俳優リー・マーヴィンとジーン・ハックマンの二大巨頭の名前に惹かれて観たいと思いました。もっといい作品も出来たでしょうが、きちっとB級映画の満足感を与えてくれる映画でした。

　セリに掛けられていた女の子を助けたリーマービンがホテルに連れて行くのに着せるドレスが超スケスケで周りからジロジロ見られていて、ギャグなのか、なんなのか単にセンスが変なだけなのか、変な場面だった。

　牧場や加工工場を経営し、一台帝国を築いているジーン・ハックマンの生活は男の憧れだ。その妻は「男から金をとれるだけむしり取るのが人生よ」と言って船を流されていた。

　素晴らしい映画だった。カナザワ映画祭2015で鑑賞。